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《市制施行20周年記念特集》これまでとこれからの「ものがたり」

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長崎県雲仙市

【20年、その先の未来へ】

〔DATA〕
人口:4万1,096人(令和2年国勢調査)
面積:214.31平方キロメートル
(令和6年7月現在・国土地理院調べ)
概要:島原半島の北西部に位置し、東西17キロメートル、南北24キロメートルに広がり、雲仙岳を中心に西岸は橘湾に、北岸は有明海に面しています。肥沃な大地と豊かな海の恵みによる山海の幸が豊富。雲仙温泉、小浜温泉、みずほ温泉という異なる温泉を有し、源泉数は78と県内一を誇ります。雲仙岳を含む山岳部一帯は日本初の国立公園に指定され、島原半島ジオパークとしてユネスコ世界ジオパークにも認定されています。

雲仙市が誕生したのは、20年前の平成17年10月11日「永久(とわ)にいい日」。前日夜から市民の皆さんがカウントダウン集会を開催し、誕生の瞬間をお祝いしました。7つの炎が集まって1つになった光景を覚えていらっしゃる人もいるかと思います。
国見町、瑞穂町、吾妻町、愛野町、千々石町、小浜町、南串山町の7町が合併した雲仙市。人口約5万2千人、島原半島北西部の都市として、新たな一歩を踏み出しました。
市の中央には雲仙岳がそびえ立ち、有明海と橘湾という豊かな海に囲まれ、四季折々の表情を見せる自然豊かな大地。現在、約4万1千人の人々が営みを続けています。これまで20年間、私たちの営みはもとより、市を支える各種産業、普遍的な風物など多彩な「ヒト・モノ・コト」によって、雲仙市の歴史が紡がれてきました。
今号から「20周年記念特集」と題して、歴史を振り返り、今を見つめながら、次の20年、さらには、その先の未来を見据えて、これまでとこれからの「ものがたり」を紡いでいきます。

■雲仙市の歩み
雲仙市の歴史をさかのぼると、江戸時代に現在の市内各地域は島原藩や佐賀藩に属していましたが、明治4年の廃藩置県により島原県に属し、その後、長崎県の管轄となりました。
明治になって郡区町編成法(明治11年制定)の公布を経て、明治22年には市町村制が施行され、現在の雲仙市管内には多比良村、土黒村、神代村、西郷村、伊福村、古部村、守山村、山田村、愛野村、千々石村、小浜村、北串山村、南串山村の13村がありました。
13村それぞれの沿革を紐解いていくと、小浜村が大正13年4月に町制を施行し、昭和30年2月に北串山村と合併しました。昭和3年11月には千々石村が千々石町として、昭和24年8月には愛野村が愛野町として新たな一歩を踏み出しました。さらに、昭和31年9月に国見町が誕生し、翌32年3月には神代村が編入されました。
その後、昭和38年4月に吾妻村が、昭和44年4月には瑞穂村と南串山村がそれぞれ町制を施行し村から町になり、雲仙市が誕生する前の7町構成となりました。
全国的に進められた、いわゆる「平成の大合併」の中で、国見町、瑞穂町、吾妻町、愛野町、千々石町、小浜町、南串山町の旧7町が合併して雲仙市が誕生してから20年。
市民の皆さんやそれぞれのまちが歩んできた「ものがたり」によって、歴史が紡がれてきました。そして、私たちと雲仙市が歩んでいく「ものがたり」によって、新たな歴史が紡がれていきます。
広報うんぜんでは、雲仙市の歴史や風物、人の営みなどを毎月、連載していきます。これまでとこれからの「ものがたり」にどうぞお付き合いください。

▽国見町
名所:鍋島邸、神代小路、県立百花台公園、淡島神社
名産:多比良ガネ、イチゴ、八斗木白葱

▽瑞穂町
名所:島鉄古部駅、岩戸神社、みずほ温泉
名産:アサリ、カキ、カーネーション、岩戸米

▽吾妻町
名所:牧場の里あづま、守山大塚古墳、干拓堤防道路
名産:ブロッコリー、洋ラン、雲仙牛、吾妻みそ

▽愛野町
名所:島鉄愛野駅、愛野展望所、ヒマワリ畑
名産:ジャガイモ、地酒

▽千々石町
名所:橘公園の桜、観櫻火宴、千々石海岸、田代原
名産:棚田米、ジャガイモ

▽小浜町
名所:小浜温泉、雲仙温泉、仁田峠、雲仙地獄
名産:蒸し料理、温泉卵、湯せんぺい、ジャガイモ

▽南串山町
名所:棚畑、国崎半島
名産:ジャガイモ、養殖ブリ、岩ガキ

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