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自治体の皆さまへ

《謹賀新年》令和7年 新年のごあいさつ

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長崎県雲仙市

■動きをかたちに
雲仙市長 金澤 秀三郎
新年、あけましておめでとうございます。
市民の皆さまにおかれましては、希望に満ちた輝かしい新春をお迎えのこととお慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、国際情勢の変化や為替相場の動向により、生活必需品やエネルギーなどの価格が高騰し、市民生活に大きな影響が続く中、1月に発生した能登半島地震をはじめ、全国各地で発生する豪雨災害など、自然の脅威を改めて痛感させられた1年でありました。
また、まち・ひと・しごと創生法が2014年に施行され、地方創生の取り組みが本格的に始まってから10年目を迎えましたが、この間にも全国的な人口減少が続いており、国立社会保障・人口問題研究所が発表した最新の将来推計人口におきましては、雲仙市人口ビジョンに掲げる目標値よりもさらに厳しい数値が報告されております。
市としましては、これまで、子育て世代への支援を柱としながら、社会基盤の強化や産業の振興など、目の前の課題に一つずつ向き合い、継続と改革の2つの視点を持って各種施策を展開しており、「社会動態」においては改善の動きも見られております。
人口減少の速度を緩めつつ、次世代においても安心して暮らすことができる環境づくりが重要であることから、昨年におきましても、それらを見据えた各種施策について、市民の皆さまのご理解やご協力のもと展開してまいりました。
暮らしと安心の分野につきましては、妊婦期から子育て期まで切れ目のない相談支援を一体的に行う「こども家庭センター」を設置するとともに、市内小中学校における学校給食費の無償化の制度を創設したほか、本年1月からは、子どもの福祉医療費について、高校生世代への助成についても現物給付方式を開始しており、子育て環境の拡充を図りました。
産業と交流の分野につきましては、農業基盤整備事業の推進に加えて、環境に配慮した農業の推進を図るため、雲仙市有機農業推進協議会を設立し、「オーガニックビレッジ宣言」を見据えた取り組みを進めるとともに、一昨年に引き続き大規模な被害が発生した赤潮対策につきましては、養殖業者の事業継続に対する支援を行いました。
また、指定90周年を迎えた国立公園「雲仙」に群生するミヤマキリシマの保全と活用を目的に「雲仙ミヤマキリシマ保全活用連絡協議会」を設立し、雲仙地域のミヤマキリシマの群落および周辺環境の環境整備と保全に向けた取り組みを進めたほか、企業誘致につきましては、多比良港工業団地において約1.2ヘクタールの分譲が決定するなど、雇用機会の拡充に取り組みました。
社会基盤と環境の分野につきましては、一般国道389号「多比良バイパス」が開通したほか、高規格道路「島原道路」や一般国道57号富津防災の整備促進に向けた計画的な予算確保と、愛野・小浜間の幹線道路整備に向けた関係機関への要望活動に取り組みました。
人財と郷土の分野につきましては、教育に関する総合的な施策の根本となる雲仙市教育大綱について、本年3月で終期を迎えるため、新たな大綱の策定に向け、分析・検証を踏まえ協議を進めました。
協働と戦略の分野につきましては、マイナンバーカードを活用した「コンビニ交付」、市役所窓口における申請書等の記入負担を軽減する「書かない窓口」を開始するとともに、電子申請サービスの拡充による利便性向上や業務効率化に取り組みました。
早いもので、雲仙市長として3期目の任期も残りわずかとなりました。
これまでのお力添えに改めて感謝申し上げますとともに、これからの雲仙市の確かな発展に向け、市民の皆さまをはじめ、関係機関の皆さまの変わらぬご支援・ご協力をお願い申し上げます。
結びに、本年がさらなる飛躍の年となりますよう念願いたしますとともに、皆さまの益々のご健勝とご多幸を心から祈念申し上げ、新年のご挨拶といたします。

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