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第37回上松町総合防災訓練を第1・2ブロック管内で実施

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長野県上松町

大雨による災害は、梅雨前線や台風に起因するもののほか、近年では線状降水帯が相次いで発生し、全国各地で毎年のように大きな災害が発生しており、当町においても、令和3年8月豪雨では、宮戸沢で土石流が発生するなど、まさに災害は「いつでも・どこでも」発生し得る、身近な脅威となっています。
第37回目を迎えた上松町総合防災訓練は、住民参加型の訓練として、自分の命は自分で守るという災害の基本である「自助」の力を醸成し、災害に立ち向かう地域力を養うことを目的に、10月1日(日)に実施しました。
今回の訓練は、全町において防災行政無線を使った情報伝達訓練、第1・2ブロック各地区にお住まいの住民を対象とした住民避難訓練、上松町ひのきの里総合文化センターと役場庁舎を会場に、町職員による避難所運営訓練、災害時応援協定に基づく各機関との連携訓練を実施しました。
連携訓練では、上松町建設協会防災隊と町の現地調査・対応班による情報共有訓練や、役場庁舎ガスバルク設備を使って、長野LP協会木曽支部より資機材の提供を受け、ガス発電機による電源確保や炊き出し訓練を実施しました。
また、上松町ひのきの里総合文化センターでは、NTT東日本長野支店による災害時用公衆電話の開設と災害時伝言ダイヤル171の体験、長野県建築士事務所協会木曽支部による、住宅の耐震診断・耐震改修の無料相談会や、防災用品の展示も行いました。
訓練の最後には、長野県木曽建設事務所による防災講演会を開催し、地区防災マップの作成などについての話を伺い、自助・共助の意識を高めました。
今回の訓練には、対象地区の188世帯269名の方が住民避難訓練に参加したほか、消防団をはじめ関係団体も合わせ、総勢370名の方々が参加し、予定していた訓練を無事終了しました。
今後さらに高齢化が進むと予想される中で、災害時における地域の助け合いは不可欠であり、自助と共助を実践し備える防災訓練を繰り返し実施する必要がありますので、皆様のご理解とご参加をお願い致します。
(訓練詳細は、本紙をご覧ください。)

今回は、避難訓練として、住民の皆さんには「指定緊急避難場所」に避難していただきました。指定緊急避難場所は、住民の皆さんが災害の危険から命を守るために、緊急的に避難する場所となります。
町では、災害が発生する恐れがあると判断した場合には、指定避難所を開設して、住民の皆さんに早め早めの避難を呼びかけるよう努めていますので、避難が必要と感じた場合には、直接、町が開設する指定避難所へ避難していただくようお願い致します。
避難にあたっては、ハザードマップを確認して頂き、家のある場所に色が塗られている場合は、災害の危険があるので、原則として、安全な場所への避難が必要です。
なお、避難の方法は、必ずしも避難所へ行くことだけではなく、安全を確保しながら、安全な場所に住む親戚や知人宅に避難することなども考えていただき、日頃から連絡をとって相談しておきましょう。

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