健康増進センターリレートーク…健康とデータ89

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■テーマ　高齢化率

50.5%(2035年)

美林ちゃん(美)
太郎ちゃん(太)

美：太郎ちゃん。人口推計によると2035年には、上松町の65歳以上の高齢者が50%を超えるらしいよ。
太：えっ、本当?これから、地域活動を支える担い手の不足や介護や医療体制も心配だね。
美：町では、これからの町の福祉について考える地域福祉計画を策定しているみたいよ。
太：いつまでも上松町で元気で安心して暮らせるような地域になるよう僕たちも一緒に考えようよ。

◆地域福祉計画とは
地域福祉計画は、福祉や保健などの多様な生活課題に、行政や保健、福祉、住民が一体となって支え合うことができる地域の仕組みづくりに取組むための行政計画です。
上松町では、令和6年から令和11年までの6年間についての町の総合的な福祉計画として、地域福祉計画、高齢者福祉計画、障害者計画を一体的に策定します。

▽地区福祉懇談会の結果
町では、地区福祉懇談会を実施し、54名の方の参加がありました。懇談会では、顕在化している地域の課題と5年後に向けて今からできることについて意見交換が行われました。
課題としては、(1)若者の働く場所がない、(2)一人暮らしの高齢者が増えているなど少子・高齢化が進んでいること、(3)コロナをきっかけに地域の行事が無くなり、地区の活動や近所付き合いが減ってしまった、(4)地区役員の担い手不足などの地域組織の課題、(5)シニアクラブの会員減少、(6)できるだけ健康でいたいなどの生きがいや健康の課題、(7)空き家の増加や移動手段の問題、(8)買い物に行けない等暮らしやすさについての課題が出されました。
5年後に向けて今からできることについては、(1)見守りの体制づくり、(2)地域での積極的な声かけや、子どもの行事に地域の大人も参加する、(3)健康教室に参加したりや散歩をするなど健康づくりに気をつけてできるだけ長く健康でいること、(4)移動販売や宅配サービスの充実、(5)公共交通の充実などについて意見が出されました。

太：僕たち住民の意見を伝える機会はあるのかな?
美：懇談会の意見などを策定委員会で検討して、計画の素案が12月頃できるみたいだよ。素案について住民にお知らせする地区福祉懇談会の実施や、パブリックコメントも募集するみたいだよ。
太：そうか、よい計画になるように、みんなの意見を町に伝えていくことが大事だね。

問合せ：上松町役場　福祉係
【電話】52-5550