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自治体の皆さまへ

地域おこし協力隊だより

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長野県上松町

■桒葉 久義 隊員

お久しぶりです。
上松町地域おこし協力隊の桒葉です。

暑かった日々も何処へやらすっかり秋めいて朝晩冷えるようになりました。
私は木工房の管理、木工機械メンテナンス、加工作業をしていますが、冷えると暖かい時期よりも体の動きが悪くなったりして作業に支障が出たりもして危険度が上がります。
みなさまヒヤリハットという言葉をご存じですか?
ヒヤリハットとは、重大な災害や事故に直結する一歩手前の出来事のことを指します。思いがけない出来事に「ヒヤリ」としたり、事故寸前のミスに「ハッ」としたりすることが名前の由来です。
ヒヤリハットは、事故や災害につながる要因を特定し対策する貴重な機会であり、リスクマネジメントの観点から重要視されています。
ハインリッヒの法則というものがあり、ハインリッヒの法則は「1:29:300の法則」とも呼ばれ、「1件の重大な事故の背後には、29件の重大な事故には至らなかった軽微な事故、さらにその背後には300件の事故寸前だったできごと(ヒヤリハット)が隠されている」とするものでこれこそが「ヒヤリハット」の正体となります。
ヒヤリハットは単なる「軽微な異常」ではなく、その数が多くなれば重大事故につながるリスクが高くなることを示唆していると言えます。
このことから、ヒヤリハットを「事故にならなくて一安心」で終わらせず、その経験を活かしてヒヤリハットの再発防止に努めることが、軽微な事故、ひいては重大事故を未然に防ぐために重要です。
私は危険な木工機械の相手をしているのでヒヤリハットには常日頃気をつけて行動していますが町民のみなさまも他人事ではなく日々の生活でも起こり得る事で未然にそれを防ぐことも大事だと思います。
本格的な冬を前に、先週起きた事や去年起こってしまった小さな異常を思い出したり相談するのもいい機会になればと思います。

それでは、また。

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