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地域おこし協力隊だより

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長野県上松町

◆桑葉久義隊員
新年度を迎え早一ヶ月になり長野県も養蜂の分蜂シーズンになりました。
今年で木工を始めて18年になり、以前から蜂の巣を分けていただいている方から、養蜂箱の製作方法をご教授いただき、製作をしてみました。
建具職人、家具職人、指物師である私からすると、養蜂箱は改善点の多いながらも合理的に作られている興味深いものであり、生き物相手にも配慮してある自然に寄り添った考えで構成されたものなので、私ととても相性が良いものと言えます。
木工と聞くと家具や建具が一般的に想像されやすいと思います。ただ木工とはとても身近にあり色んなものに使われていて、それが気づかないほど当たり前に使われているという事、そして、木工は長い歴史と歩んだ分深い理解と知識と技術が無いと、より良い物ができない物でもあります。
さて今回の養蜂箱は、日本蜜蜂用の和式の形状でさらに今まで一般に流通している雑な作りに、指物の考え方と技法を取り入れつつも個人的に簡単に製作でき、材料は木曽らしく朴の木を使用して蜜蜂のために接着剤等はいっさい使用せず作ってみました。
分蜂がうまく行き無事に蜜蜂が入るのを願うばかりですが、自然と生活に接している木工が出来る私の技量と経験に喜びを感じられずにはいられない、良い題材に出会えた事に感謝です。

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