消費生活センターだより(38)

26／36

■大切な貴金属を強引に買い取る訪問購入トラブルが急増しています!
「不用品を買い取るというので家に来てもらったら強引に貴金属を買い取られた」など、自宅で物品を買い取ってもらう『訪問購入』に関する相談が、高齢者を中心に増えています。購入業者は事前承諾なしの訪問が法律で禁止されているため、電話であの手この手で訪問の承諾を得ようとします。また、貴金属の買い取りが目的のため、言葉巧みに家に上がり込もうとしますので、注意が必要です。なお、事前に承諾した物品以外の買い取りは禁止されていますので、来訪時に承諾していない物品(貴金属)の買い取りを要求された場合は、きっぱり断りましょう!

▽トラブル事例
・食器の買い取りのはずが売るつもりのない貴金属まで強引に買い取られた。
・被災地支援と言われ訪問を承諾したが、とにかく家に上がろうとする。
・断ってもしつこく居座られ、二束三文で貴金属を買い取られた。
・クーリング・オフで返品してもらったが、指輪が2つ足りない。

▽消費者へのアドバイス
・業者から電話がかかってきても、安易に訪問を承諾してはいけません。
・突然訪問して来た見知らぬ業者を、決して家に上げてはいけません。
・貴金属などを、むやみに見せたり、触らせたりしてはいけません。
・クーリング・オフ期間内は、物品の引渡しを拒むことができます。

不安に思った場合やトラブルになった場合には、一人で悩まず、上田市消費生活センター(【電話】75・2535)や消費者ホットライン(【電話】188)にご相談ください。