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消費生活センターだより(34) 高齢者を狙った悪質商法にご注意を!!

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長野県上田市

昨年度、消費生活センターに寄せられた相談の半数は60歳以上の方からの相談でした。悪質業者は、高齢者が抱える「お金(老後のお金が心配)」「健康(健康で長生きしたい)」「孤独(話し相手が欲しい)」の“3つの不安”に付け込み、言葉巧みに勧誘してきます。また、高齢者は「だまされたことに気づきにくい」「被害にあっても誰にも相談しない」ことが多いため、家族や周囲の方(隣近所・民生委員・ヘルパーなど)による日頃からの“見守り”と“気づき”が被害を未然に防ぐポイントになります。

◆高齢者に多い消費者トラブルとその手口
◇通信販売(定期購入トラブル)
「最も多いトラブルです!」
お試し価格の商品を1回だけのつもりで購入したら、翌月に同じ商品が届き高額な料金を請求された。連絡したら「定期購入が条件」だった。
※通信販売には、クーリング・オフ制度がないので注意!

◇点検商法(屋根・外壁・床下などのトラブル)
「点検は無料」と言われ、見てもらったら「今すぐ修理が必要。このままだと大変なことになる」と言われ、不安になって即日契約してしまった。

◇訪問購入
「不用品を買い取る」と電話があり、用意しておいたら「指輪や宝石はないか」としつこく言われ、怖くなって安い値段で売ってしまった。

◇インターネット接続回線の契約トラブル(アナログ戻し、光回線)
「プランを変更すれば今より安くなる」と言われ、業者の説明をうのみにして契約変更したら、料金が前より高くなってしまった。

◆消費者トラブルを防ぐための見守りチェックリスト
□家に見慣れない人が出入りしていないか
□不審な電話やメールのやり取りがないか
□家に見慣れないもの、未使用のものが増えていないか
□見積書、契約書など不審な書類や名刺はないか
□家の屋根や外壁、電話機周辺などに不審な工事の形跡はないか
□カレンダーに見慣れない事業者名などの書き込みがないか
□定期的にお金をどこかに支払っている形跡はないか
□生活費が不足したり、お金に困っている様子はないか
□何かを買ったことを覚えていないなど、判断能力に不安はないか

不安に思ったり、トラブルになった場合には、一人で悩まず、一日でも早く、上田市消費生活センター(【電話】75・2535)または、消費者ホットライン(【電話】188)にご相談ください。

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