消費生活センターだより(35)健康食品に関する消費者トラブルにご注意を!

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全国の消費生活センターには健康食品に関する被害情報が寄せられています。特に、インターネットで申し込んだサプリメントを摂取して体調不良となり解約を申し出たが拒否されたなど、定期購入に関する相談が多くみられます。摂取後の消化器障害、皮膚障害などの健康被害も報告されています。

■健康食品に関する被害事例
・お試し価格のダイエットサプリメントを購入し飲んだところ、下痢が続き体調を崩した。解約を申し出ると高額な解約料を請求された。
・スマホの広告を見て筋肉増強サプリメントを購入した。飲むと発疹が出たので、定期購入の解約を申し出たが拒否された。
・「永遠にリバウンドしません」といったSNSの広告を見てお茶や錠剤などを購入したが、その後さらに効果を高めるためには「別料金が必要」と言われ、高額な商品を次々と購入させられた。
・国民生活センターに情報提供があった花粉症への効果をほのめかした健康茶を調べたところ、医薬品成分のステロイドが含まれていた。

■消費者へのアドバイス
・健康被害の原因には、粗悪製品の利用、過剰摂取などがあります。アレルギー体質の方、通院中や医薬品服用中の方は必ず医師や薬剤師に相談してから摂取しましょう。
・「有名人が利用している」「特許取得」などのうたい文句のある広告には要注意。品質が確認できない製品の購入には慎重な検討が必要です。
・定期購入のため解約ができなかったり、高額な解約料を請求されるケースがあります。利用規約は必ず確認し、注文画面などは保存しておきましょう。
・通信販売にはクーリング・オフ制度はありません。

不安に思った場合やトラブルになった場合には、一人で悩まず、上田市消費生活センター(【電話】75・2535)や消費者ホットライン(【電話】188)にご相談ください。