市では、2050年までに二酸化炭素排出量(CO2)を実質ゼロとする「ゼロカーボンシティうえだ」の実現のため、具体的な削減目標を設定し、脱炭素の取組を推進しています。この度、環境省による公募に、民間事業者8者と共同で計画提案を行い、「脱炭素先行地域」に選定されました。
◆共同提案者(8者)
・上田電鉄株式会社
・NPO法人上田市民エネルギー
・有限会社和晃・株式会社TicketQR
・上田商工会議所
・八十二Link Nagano株式会社
・株式会社八十二銀行
・上田信用金庫
・みやまパワーHD株式会社
◆脱炭素先行地域とは
2030年度までに民生部門(家庭や業務などの部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロを実現するとともに、運輸部門や熱利用などの温室効果ガス排出削減を、地域特性に応じて実現することを目指す地域です。
国は、2025年までに少なくとも100か所の脱炭素先行地域を選定し、積極的な支援を通じて多様な地域における課題を同時解決し、住民の暮らしの質を向上させながら脱炭素に向かう取組の方向性を示すこととしています。
脱炭素先行地域に選定されたことで、太陽光発電設備や蓄電池の設置、施設の省エネ改修などの事業を、国からの交付金を活用して実施することが可能となります。
◆計画提案の概要
▽ローカル鉄道と市民がともに支え合う「ゼロカーボン×交通まちづくり」
・上田電鉄別所線沿線で太陽光発電・大型蓄電池などを活用し、効率的な地域エネルギーのマネジメントを行い家庭などで消費される電力の脱炭素化を推進する
・沿線自治会エリアでは、別所線利用促進策と移動利便性向上策を展開することで、住民のマイカー依存度を低減し、別所線の利用促進と路線維持を図り、沿線住民の暮らしの質の向上を目指す
・別所線の鉄道用送電設備を活用した独自の送配電設備(マイクログリッド)を構築することで、平常時は別所線に地域の再生可能エネルギーを供給し、ゼロカーボン運行を実現するとともに、災害時の復興力強化を図る
・新たに設立予定の地域エネルギー会社の事業が沿線地域全体、市域全体に広がるよう、地域の事業者、住民と連携する
▽計画の対象エリア
・上田電鉄別所線沿線
・沿線自治会(下之郷、東五加、下本郷、中野、上本郷、十人)
・沿線公共施設群
・市有遊休発電適地
※詳しくは本紙をご覧ください。
問合せ:環境政策課
【電話】71・6428
<この記事についてアンケートにご協力ください。>