◆「ともに支え合い健やかに暮らせるまちづくり」健康・福祉に対する取組
国では、助産師による育児支援を受ける産後ケア事業のさらなる推進を図るために対象者を拡大し、支援を必要とする全ての方が利用できる事業であることを明確化したことから、市においても令和6年1月から対象者を拡大いたしました。令和6年度は、自宅に助産師が訪問する訪問型支援を新たに導入するとともに、利用者の負担軽減を図ります。
また、妊産婦や子育て世帯、子どもへ一体的に相談支援を行う「こども家庭センター」を設置し、切れ目ない支援の実施に向け、体制の強化を進めてまいります。
保育料につきましては、幼児教育・保育の無償化の対象外となっている3歳未満児につきまして、来年度から県の事業を活用し、第3子以降を無償化するなどの軽減策の拡充を図ることといたしました。
今後も、子育て世帯のさらなる支援と人口減少、少子化対策に取り組んでまいります。
◆「生涯を通じて学び豊かな心を育むまちづくり」教育に対する取組
中学校部活動の地域クラブ活動への移行に向けては、令和5年度に立ち上げた上田市地域クラブ活動推進協議会による協議を踏まえ、当市における中学生期のスポーツ・文化芸術活動に係る推進計画を令和6年度中に策定してまいります。
また、教員の働き方改革と学力向上に対する取組として、令和6年度から、市内全中学校に、デジタル採点・成績管理システムを導入いたします。テスト採点に係る教員の負担軽減を図るとともに、採点結果の集計および分析機能を学校現場で活用し、学力の定着と向上を図ってまいります。
次にスポーツ環境の整備について、令和10年の第82回国民スポーツ大会開催まで4年半となるため、令和6年度は、庁内に準備室を設置するとともに、市のほか関係機関・団体で組織する準備委員会を立ち上げ、各団体や地域の皆さまとの協力体制を構築し、大会開催が有意義なものとなるよう準備を加速してまいります。
併せて、ソフトテニス競技会場として予定されている新テニスコートの整備につきましては、人工芝の敷設やクラブハウスの建設工事を実施し、競技者のみならず観戦者も快適にご利用いただける施設となるよう整備を進めてまいります。
◆「文化を育み、交流と連携で風格漂う魅力あるまちづくり」に対する取組
令和6年度につきましては、旧市民会館の解体や武者溜りの整備が着実に実施できるよう関連する工事に着手し、三十間堀や冠塀台(かんむりべいだい)などの発掘調査のほか、具体的な整備方針となる「史跡上田城跡整備基本計画」の策定に向け、計画的に進めてまいります。
また、サントミューゼ上田市交流文化芸術センター・上田市立美術館は、平成26年10月のオープンから10年目を迎えるため令和6年度を10周年イヤーと位置付け、これまでの歩みを振り返るとともに、市内外の大勢の皆さまにより一層文化芸術に親しんでもらう事業を展開してまいります。
施政方針はインターネットで動画や全文をご覧いただけます。
■3月市議会定例会初日に提案した議案の概要
○条例案(15件)
上田市犯罪被害者等支援条例制定について ほか
○令和5年度補正予算(6件)
一般会計2件、企業会計4件
○令和6年度当初予算(10件)
一般会計1件、特別会計6件、企業会計3件
○事件決議案(5件)
国補道路メンテナンス事業橋梁上部工事(神川橋)請負変更契約の締結について ほか
問合せ:行政管理課
【電話】23・5163
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