「近所の工事のあいさつに来ました。お宅の屋根瓦が浮いているようなので無料で点検してあげます」などと言って突然自宅を訪問し、点検後、「このままだと雨漏りして大変なことになる」などと不安をあおり、高額な工事の契約を勧誘する点検商法に関する相談が市の消費生活センターに多く寄せられています。契約当事者の8割超が60歳以上で、特に高齢者がトラブルに巻き込まれるケースが増加していますので注意が必要です。
■突然訪問してきた業者には安易に点検させてはいけません。
点検をさせると相手の勧誘トークに乗せられ、断れなくなります。事前に用意した画像を見せる、わざと瓦をずらすなどの悪質な事例もあります。
■その場ですぐに契約せず、十分検討したうえで契約する。
まずは家族に相談しましょう。心配であれば家を建てた工務店などに相談し、もし工事が必要な場合は複数社から見積もりを取って判断しましょう。
■保険金を利用できるという根拠のない勧誘には気をつける。
「保険金で自己負担なく工事できる」と言われても実際に保険が使えるかはわかりません。必ず本人が保険会社などに確認しましょう。
■クーリング・オフができる場合があります。
契約書の受領日から8日以内であればクーリング・オフができます。また、クーリング・オフ期間内に工事をさせてはいけません。
不安に思ったり、トラブルになった場合には、上田市消費生活センター(【電話】75・2535)や消費者ホットライン(【電話】188)にご相談ください。
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