地域の未来を照らすみなさんを紹介します。キラリ★中野のチカラ No.106

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■憩いの場　縁側　酒井忠雄、勝子
さかい・ただお、かつこ　高齢者らの居場所をつくるため、7月から自宅の和室や縁側などを「憩いの場　縁側」として開放している。

ゆくゆくは年齢を問わず多くの方が利用し、交流できる場所にしたいです。
「憩いの場　縁側」の様子はNBS長野放送のYouTubeチャンネルで公開中

「デイサービスセンターなどを利用していない高齢者の方々が気軽に集まることができる場所を作りたいと思っていました。」と話す酒井さん夫妻。『憩いの場　縁側』を始めたきっかけを伺った。
「昨年10月に中野市社会福祉協議会などが開催した『まちの縁側　講座』という地域住民の寄り添いの居場所づくりを考える地域発見のイベントに参加したことがきっかけです。自宅に縁側や和室、錦鯉のいる大きな池があったので、人が集まる場所にぴったりだと思い、イベント中に提案してみたんです。実際に、自宅に来てもらったら、参加者の皆さんからの評判がよく、普段使っていない部屋だったので、誰でも来られるような場所にしたらどうかと思い立ちました。」酒井さん夫妻はすぐに準備を行い、わずか2カ月後の12月にプレオープン。さらに、土蔵などを片付け、今年の7月に本格オープンした。
忠雄さんは、『憩いの場　縁側』のほかにも活動を行っていると教えてくれた。
「3年ほど前に突発性難聴を患い、左耳が聞こえなくなり、これから一生付き合っていくものと思っていました。市の高齢者支援課が主催する健康講座にたまたま参加し、体を動かしていたら急に耳が聞こえるようになり、改めて体を動かすことの大切さを感じました。そこから、多くの方にこういった機会を作りたいと思い、周囲の方々のご助力を受け、地区で活動をできる団体を立ち上げ、活動を行っています。」
最後に今後の展望について「何でもできる場所にしたいと思っています。ゆくゆくは年齢を問わず多くの方が利用し、交流できる場所にしたいです。」と語った。
※『憩いの場　縁側』ではカラオケ、運動やマレットゴルフなどが楽しめる。開放時間は午前10時～午後4時。定休日は木・日曜日だが、日曜日は団体貸切が可能。飲食の持ち込みは自由で、利用料は200円(カラオケは別途100円)。

問い合わせは【電話】090・2765・1932へ。