地域の未来を照らすみなさんを紹介します。キラリ★中野のチカラ No.108

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■SUN MOON COFFEE
水井裕由
みずい・ひろよし　野沢温泉村出身。結婚を機に中野市に移住。会社員として働く傍ら、イベントへの出店やオンラインショップでコーヒーの提供・販売を行っている。

◇『確証のない自信』という言葉を大切にしています。
コーヒーについてはもともと素人で、飲むことはあるものの、どこかで学んできたわけでも人より特別好きというわけでもありませんでした。」と話した水井さんがコーヒーの提供・販売をしようと考えたきっかけは何だったのか。
「新型コロナが流行り始めたころ、友人2人と何か始めたいと話していて、何となく豆を焙煎してみたんです。これが楽しくて。最初は自分で飲んだり、人に配ったりしていたんですが、『とりあえずやってみようかな』って気持ちで販売してみました。」
初めての焙煎から1、2カ月で販売を行い、1年を待たずして本格的にイベント出店やオンラインショップを開始した。
「自分の中に『確証のない自信』という言葉があります。まず実行すること、『自分ならできる』という思いを持つことが大切だと考えています。また、友人からのアドバイスや、勝手に始めたことであったにもかかわらず、お店のロゴを作ったり、一緒にイベントに出てくれたりなど、協力してくれた妻のおかげでやりたいことを着々と進めることができていると思います。」
中野市への思いについて伺った。
「今、自家用車をキッチンカーに改造していて、近々稼働していきたいと考えています。もともとやる予定はなかったんですが、イベントの出店時につながった人の協力のおかげで、活動の幅を広げることができました。中野市にはキッチンカーやイベントが多く、横のつながりが作りやすいので、少しでも事業をやりたいと考えている人も始めやすい環境が整っていると思います。」と語ってくれた。
最後に今後の展望について「今まで足を運んでくれている常連さんも大事にしながら、出会ったことのないような人とのつながりを作りたいと思っています。また、自分の淹(い)れたコーヒーを求めてきてくれる人が楽しんでくれたらうれしいです。」と話してくれた。