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地域の未来を照らすみなさんを紹介します。キラリ★中野のチカラ No.104

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長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

■目標は60歳になってから『サブ3(スリー)※1』を達成することです。
市民ランナー 北岡康弘
きたおか・やすひろ 1965年、中野市生まれ。約17年前にマラソンを始めるが、その2年後に心臓の病気が見つかり、ペースメーカーを埋め込む。これまで全国約170の大会に出場し、フルマラソンのベストタイムは3時間を切る「サブ3」目前の3時間12秒。4月23日に開催された長野マラソンにも出場しており、NHKBS1で6月30日(金)午後9時30分から放送予定の『ランスマ倶楽部』の長野マラソンの特集に出演する。
※1 フルマラソンで3時間を切ること

「マラソンを始めたきっかけは約17年前、体形の乱れと当時の職場の上司から誘いがあったからです。初めて長野マラソンに参加したのも始めてから4、5カ月後で、出てみようかなっていう感覚で申し込みました。」と話してくれた北岡さん。しかし、実際に走ったところ心境の変化があったとのこと。
「これまでフルマラソンなんて走ったことなんて無くて、走り切れなければ、途中で諦めてしまえばいいと思っていました。距離も未知の領域でしたし、走っている最中は足に今まで体験したことのない痛みも感じました。ですが、他のランナーが歩いているなか、『歩くものか』という意地で完走することができました。」
「その翌年の秋に心臓の病気が見つかり、医師にペースメーカーを入れないと命の保証はないと言われ、すぐに手術をしました。」
走ることを諦めなかった北岡さん。医師に相談したところ、「走っていい」との返答があったため、手術の10日後からトレーニングを再開し、そこから4カ月後の長野マラソンに出場、完走を果たした。
マラソンを始めてよかったことを教えてもらった。
「マラソンをやっていたからこそ、共通の趣味を通じて交友関係が広がりました。ただ、新しい交友関係だけでなく、こういったさまざまなメディアに取り上げていただいたことで旧友や学生時代の恩師からも連絡があったのもよかったことだったと思います。」
マラソンを長く続けられる秘訣について伺った。
「気持ちをリセットできるような出来事がタイミングよく起きてくれました。新型コロナの影響で、4年間大会もなく、今まで目標としていた『サブ3』へのモチベーションが下がっていた時も『ランスマ倶楽部』で取り上げていただいたことが心身ともに蘇らせるきっかけになりました。」
最後に今後の目標について、「目標は60歳になってから『サブ3』を達成することです。」と語ってくれた。

■ランスマ倶楽部
NHK[BS1]金曜 夜9時30分から放送中

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