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自治体の皆さまへ

市立図書館開館30周年 ~未来へ「知」をつなぐ~

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長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

市立図書館は1993(平成5)年6月に現在の場所に移転、新築し、今年で30周年を迎えました。
図書館の蔵書冊数は23万冊を超え、コロナ禍にあっても年間延べ9万人余の皆さんにご利用いただきました。
30周年を迎える本年、『未来へ「知」をつなぐ~おかげさまで開館30周年~』をテーマに掲げる図書館のこれまでの歩みをご紹介します。

■図書館30周年を迎え
市立図書館は、1993(平成5)年6月に移設開館し、このたび30周年を迎えました。これもひとえに、皆さま方のご支援の賜物と心より感謝申し上げます。
近年では、ブックスタート事業の拡充としてセカンドブックの贈呈、また、市町村と県による協働電子図書館「デジとしょ信州」の開始などにより、皆さまに本を身近に感じていただけるよう努めています。
移設開館30周年を機に、図書館の本来の機能のほか、多くの市民の皆さまが集える、幅広く「本のある広場」としてより一層の充実を図って参りますので、皆さまのご利用をお願い申し上げます。
館長 大塚久良(おおつかひさよし)

■これからの図書館サービス
1人の作家の著作を1カ所にまとめた「作品まとめて全部出し!」というコーナーを設置します。今年度は、生誕100年を迎えた作家を中心に1~2カ月で入れ替えていく予定です。
他にも「DVDの貸出」「ホームページからの貸出期間の延長」など、より使いやすい図書館を目指して、図書館サービスを検討しています。

■Library History
1993(平成5年)
・現在の場所へ新築し開館
2000(平成12年)
・第50回長野県図書館大会開催
2001(平成13年)
・図書館情報システム稼働
2002(平成14年)
・ブックスタート(ファーストブック)事業開始
・0~3歳からのおはなし会実施
2005(平成17年)
・旧中野市・旧豊田村合併により北部・西部・豊田の各分館設置
2006(平成18年)
・閉架書庫(図書館2階)整備工事完了
2012(平成24年)
・北部・西部の両分館に図書館情報システムを導入し、4館のネットワーク化完了
2013(平成25年)
・開館20周年事業実施
・朗読室に飲食コーナー設置
・絵本の読み聞かせ出前事業開始
2015(平成27年)
・月曜日の祝日開館開始
2019(令和元年)
・運営などの一部業務を民間に委託
・どこでも図書館事業開始
2020(令和2年)
・ブックスタート(セカンドブック)事業開始
2022(令和4年)
・デジとしょ信州開始(市町村と県による協働電子図書館)

■「本のある広場」として
市立図書館は、景観もサービスのひとつとして建てられました。おかげさまで、来館者から好評をいただいています。近年は5月にこいのぼりを掲げたり、イベントで使用したりと公園を活用していますが、今後は読書の場として、また、自然を知り、楽しむ場としての利活用も検討しています。

■子ども達の心に栄養を
赤ちゃんの体の成長に栄養のある食べ物が必要なように、心の成長には言葉の栄養が必要だと言われています。言葉の栄養のひとつとして、絵本の読み聞かせがあります。図書館では、2002(平成14)年度から、ブックスタート事業を始めました。2020(令和2)年からは、セカンドブックとして、3歳児健診時に絵本を1冊贈呈しています。

■図書館のデジタル化
ここ数年で加速したデジタル化の波は、図書館にも押し寄せています。セルフ貸出機が導入され、昨年8月には市町村と県が協働して電子図書館「デジとしょ信州」を立ち上げました。また、地域の貴重な資料や新聞をデジタル化して保存し、公開することも図書館の課題のひとつです。
そして、デジタル化によって、図書館を利用しにくくなることのないよう配慮することも、デジタル化における課題です。

図書館は皆さんの調べ物もお手伝いします。
お気軽にお声がけください。
司書 北原郁(きたはらかおる)

問合せ:市立図書館
【電話】0269-26-5841

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