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特集 まちへ漕(こ)ぎだそう(1)

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長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

普段は電車や車で通る道でも自転車で走ることで、いつもとは違う景色が楽しめます。
電車や車では、つい見逃してしまいがちな景色も、自転車で走ることで新たな発見ができるかもしれません。
サイクリングは、年齢や性別に関係なく誰でも楽しむことができます。
レースなどに出場する場合以外は、勝ち負けを競うスポーツではないため、健康維持や体力増強、ダイエットなどを目的とした気軽な運動として、サイクリングを始める人が増えています。
今回は自転車の楽しみ方と市内でのサイクリングの様子をご紹介します。

■自転車で、まちへ出てみよう
◆サイクリングの健康効果
サイクリングはウォーキングやランニングと同様に、一定時間・一定距離自転車をこぎ続けることで有酸素運動になります。長距離を移動するため有酸素運動による体脂肪燃焼が期待できるほかにも、筋持久力や心肺機能の向上などの健康効果が期待できます。
膝痛や腰痛などを抱えている方はウォーキングやランニングなどの運動を長時間続けると痛みが出やすいため難しいですが、自転車はサドルにお尻を乗せているため膝や腰への負担が軽くなります。
そのため負担が少なく健康的に行える運動になります。

◆確認しよう「自転車のルール」
道路交通法では、自転車は自動車と同じ「車両」です。
飲酒運転は厳禁であり、信号や標識の意味を正しく理解して順守することはもちろんのこと、どこを走っていても歩行者の安全を絶対に優先し、絶えず周囲の状況を正確に把握し、安全な運転を心がけなければなりません。
自転車での交通違反も、市民の社会生活の安全を脅かす犯罪行為だということを認識し、心のブレーキをかけるようにしてください。

○自転車安全利用五則
(1)車道が原則、左側を通行 歩道は例外、歩行者を優先
自転車は車道走行が原則で道路の中央から左側の部分の左側端通行が義務です。
やむを得ず歩道を通行するときは歩道の車道寄りを徐行(直ちに止まれる速度)通行しなければならず、歩道は歩行者のための道路なので歩行者を絶対優先し、その通行を妨げてはなりません。
歩道以外でも歩行者のそばを通過するときは充分な間隔を開けるか徐行して通過しなければなりません。

(2)交差点では信号と一時停止を守って、安全確認
信号がある場合は信号に従うこと、黄色信号と歩道通行時の歩行者用信号の青点滅は横断を始めてはなりません。
一時停止の標識がある交差点は停止線の手前で一旦停止し、左右が見えるところまで徐々に前進し安全を確認してから通行します。
一時停止の標識が無い交差点でも見通しが悪ければ同様に一時停止するなど、徐々に進行、安全確認後、進行します。

(3)夜間はライトを点灯
夜間(その地域の日没から日の出までの間)とトンネルなど暗いところはライト・尾灯点灯(法定の反射板でも可)の義務。
性能はライトは白か淡黄色で10m前方の障害物が視認できる照度、尾灯は赤色で100m後方から視認できる照度のものでなければなりません。正しい方向に照射・反射するよう取り付け角度に注意が必要です。

(4)飲酒運転は禁止
自転車は『車両』です。飲酒運転は絶対禁止!「車の運転はしないから…」「近い距離だから…」と甘い考えは大きな事故につながります。

(5)ヘルメットを着用
SGマークやJISマークの付いた自転車用のヘルメットを正しく着用しましょう。

■基礎から始める!自転車入門
自転車の「乗り方」「走り方」についてご存知ですか?
正しい乗り方と姿勢をとることで快適性と安全性が大きく異なってきます。
ここでは基本的な乗り方のコツと交通ルールをご紹介します。
(取材協力 公益財団法人日本サイクリング協会)

◆楽に走れる!自転車の乗り方
○ヘルメットの着用
ヘルメットは安全のため必ず自転車用を使いましょう。着用方法は付属の取扱説明書に従って正しく着用しましょう。

○サドルの高さ
脚の力を有効に使うため、サドルの高さは腰が左右に揺れない程度の高さが理想ですが、いきなり高くせず少しずつ高くしていきましょう。

○正しい足の位置
足の親指の付け根(拇指球(ぼしきゅう))をペダルの中心に乗せるようにすれば、ふくらはぎの筋肉もペダルを踏む力に使えるようになります。

○ハンドルの握り方、姿勢
ハンドルは荒れた路面以外は軽く握り、両肩を軽く下げ、腕は軽くひじを下に曲げ、視線を遠くに置いてまっすぐ走るようにしましょう。前傾姿勢の場合、上目にならないよう顔を上げて視界を確保しましょう。

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