謹賀新年

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■縁(えにし)を紡ぐ辰年に
新春を迎え、皆さまのご健勝を心からお慶び申し上げますとともに、日ごろ市政に対し、ご理解、ご協力を賜り御礼を申し上げます。
昨年は、5月に新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置付けが5類に移行され、それまで中止を余儀なくされた「バラまつり」「ションションまつり」をはじめ各種イベントや地域のお祭りなどが再開されたほか、「信州中野おごっそフェア」やマルシェなども開催され、賑わいが戻って参りました。
廃校となった旧長丘小を活用し、昨年4月に開館した子育て支援拠点施設「HUBLIC(ハブリック)」は、市内外から多くの方においでいただいています。また、10月にオープンした地域交流拠点施設「タカギセイコーふるさとパーク」、整備中のアーチェリー競技場につきましては、今後多くの方に利用いただき、世代間交流のほか地域社会の活性化に資する関係人口の更なる創出・拡大となるよう期待しています。
本年5月には、リノベーション中の市民会館「ソソラホール」がリニューアルオープンします。文化芸術の拠点・市街地の賑わい創生の拠点となるよう準備を進めており、「文化が香る　元気なまち」の実現を目指します。
さて、本市は、昨年のWBC・アジアカップの優勝に貢献した牧秀悟選手、音楽関連では、映画・CM音楽の作曲家久石譲氏、唱歌「故郷」「朧月夜」の作詞を手掛けた高野辰之博士、今年その生涯が映画化される中山晋平先生の故郷です。また、Fighting NEXUS(ファイティングネクサス)初代ストロー級王者の宮澤雄大選手やご自身の作品がアニメ化されるなど人気を博す漫画家の宮島礼吏先生も本市の出身です。皆さまとの「縁」を大切に新たなまちづくりを展開して参ります。
一方、全国的な課題の不登校児童・生徒については、フリースクールへの支援などを検討し、また、子育て支援施策をより一層充実し、安心して子育てができるまちを目指して参りますので、皆さま方のご理解、ご協力を賜りますようお願いします。
結びに、本年が皆さまにとりまして幸多い年でありますようご祈念申し上げ、年頭のご挨拶といたします。

中野市長　湯本隆英