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自治体の皆さまへ

農業委員会だより〔第61号〕

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長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

■新年のごあいさつ
農業委員会 会長 佐野啓明(さのひろあき)

明けましておめでとうございます。皆さまには、お健やかに新春をお迎えのことと、お喜び申し上げます。
昨年は春先の凍霜害や夏の猛暑などの影響で、りんごなど果樹類を中心とした被害が発生してしまいました。被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げます。
さて、農業を取り巻く情勢は、ロシアのウクライナ侵攻による食料需給の変化、急激な円安の進行による資材、燃料の高騰など、世界情勢の不測の事態に直面しています。
こうした中、国の法律がかわり、大きな転機を迎えている農業・農地について、農業者のみならず地域の多くの方々と共に考える取組み(地域計画づくり)を地域ごとに作成するため現在、座談会を開催しております。これは、10年後、地域農業をどのようにしていくのか、農地をどのように維持し次世代につないでいくのか、地域の皆さんと一緒に共有しながら「地域計画」に反映させるためであります。
この座談会で地域農業の課題についてしっかり話し合い、農業を継承するための環境づくりと10年後、農地を誰が耕作していくのかなど、皆さんの農地をより活用するため、皆さんと一緒に議論していきたいと考えております。
また4月1日から相続登記が義務化されます。これらは未登記物件が多いことや、農地の売買や貸し借りに支障が出ていることから制度化されるものですが、農業委員会としては不在地主の問題や小規模な土地持ち非農家が増えることが懸念されます。
このような大きな課題を抱えておりますが、農業委員会の役割は、農地の集積・集約化といった農地利用の最適化活動や、農地法関連の業務など多岐にわたり、一筋縄では進まない仕事ばかりですが、日々の活動の積み重ねが、必ず地域の明るい未来につながることを信じ、活動してまいります。
結びに、皆さま方の益々のご健康とご健勝とともに、2024年が実り多き一年になることをお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。

■一人一人の農業者を応援する農業者年金に加入しませんか?
老後の生活の備えとして農業者年金に加入しませんか。農業者年金は収めた保険料が全て自分の年金になります。また、年金は生涯支給され、80歳前に亡くなられた場合でも一時金が遺族に支給されます。保険料の全額が社会保険料控除の対象となり、所得税や住民税の節税にもなります。
加入要件:
・65歳未満
・国民年金第1号被保険者(保険料納付免除者除く)
・年間60日以上農業に従事
メリット:保険料の金額は農業経営状況などにあわせて自由に設定できます。
(月額2万円~6万7千円)

謹んで新春のお慶びを申し上げます
本年もよろしくお願いいたします

問合せ:農業委員会事務局
【電話】0269-22-2111(内線409)

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