独立リーグ日本一を決める「日本独立リーググランドチャンピオンシップ2024」が9月27日~29日に栃木県で行われ、信濃グランセローズが悲願の初優勝を果たしました。
これまで2度、グランドチャンピオンシップに出場しており、3度目の挑戦となった今回、決勝で栃木に勝利し、球団創設18年目で初めて独立リーグ日本一の栄冠を手にしました。
■信濃グランセローズ
2006年設立。チーム名の由来は、長野県の壮大で雄大な自然を表す「Grand」と県獣のカモシカを指す「Serows」を組み合わせたもの。
チームカラーである「赤」は燃えるようなファイティングスピリットを表現し、同時に長野県の名産である「リンゴ」の赤を表現している。
◆信濃グランセローズの歩み
中野市をホームタウンとし、2007年のシーズンからチーム一丸となり、ファンとともに戦い続けて掴んだ日本一の栄冠。2006年の球団創設から初の日本一までの約18年間を振り返ります。
○2006
球団創設。初代監督に元日本ハムファイターズ木田勇(きだいさむ)さんが就任。
○2007
BCリーグの開設に伴い、加盟。
開幕戦は約7,000人の観客を動員。
○2008
シーズン終了後、新監督に当時GMの今久留主成幸(いまくるすなりゆき)さんが就任。
○2010
元広島東洋カープ佐野嘉幸(さのよしゆき)さんが新監督に。前期で球団初の2位となる。
○2011
前期は勝率が5割を超え、2位となる。
後期は一時優勝マジックが点灯したものの、2位に。
○2012
前期後期ともに2位となる。初のプレーオフに進出するも惜しくも初戦敗退。
○2013
佐野嘉幸監督の退任。後任に元日本ハムファイターズ岡本哲司(おかもとてつじ)さんが就任。
○2014
2013年と同様に前期3位、後期は2位の成績。シーズン終了後、当時の大塚晶文(おおつかあきのり)監督の後任に元福岡ソフトバンクホークス岡本克道(おかもとかつのり)さんが就任。
○2015
この年から西地区に所属する。8月に総合コーチの髙橋信二(たかはししんじ)さんが選手兼監督代行に就任。10月には元オリックス・ブルーウェーブの本西厚博(もとにしあつひろ)さんが新監督に。
○2017
前期は球団記録となる11連勝を記録するが、結果は惜しくも2位。後期でも球団創設11年目で初の半期優勝。続く地区チャンピオンシップも勝利し初の地区年間優勝を果たす。また、リーグチャンピオンシップでは群馬に勝利し、リーグ初優勝を達成。グランドチャンピオンシップに初出場したが、決勝で敗退し、2位。
○2018
前期は福井との首位争いとなり、最終的に僅差で前期優勝を逃す。
○2019
東北楽天ゴールデンイーグルスコーチで松本市出身の柳沢裕一(やなぎさわゆういち)さんが新監督に就任。
前期および後期も優勝し、初の前期後期の制覇を達成。さらに地区チャンピオンシップも制し、2年ぶり2度目の西地区優勝を果たす。
○2020
中地区に所属し、8月には球団新記録となる12連勝(引き分けを含む)を記録。地区チャンピオンシップでは福島に勝利し、中地区優勝を達成。
○2022
北地区に所属し、2年ぶりに地区優勝を達成。リーグチャンピオンシップで茨城を3勝0敗で下し、5年ぶりのリーグ優勝。2度目のグランドチャンピオンシップに出場。
○2023
新潟に勝利し、2年連続となる北地区優勝を達成。また、地区チャンピオンシップでも新潟に勝利し、2年連続でリーグチャンピオンシップに進出した。
○2024
初年度以来1地区制となった今年は、リーグ優勝は逃したものの、リーグプレーオフを制し、2年ぶりにグランドチャンピオンシップに出場。
グランドチャンピオンシップでは、準決勝で愛媛を、決勝で栃木を下し、初の日本一に輝いた。
こうして皆さまに最高の報告と感謝ができることを心から幸せに思います。日頃より支えていただいた中野市ならびにファンの皆さま、本当にありがとうございました。
信濃グランセローズ監督 柳沢裕一さん
中野市の皆さまの応援のおかげで日本一を勝ち取ることができました。これからも皆さまの誇りとなれるような球団を作っていきますので、引き続き応援をお願いいたします。
株式会社長野県民球団 代表取締役社長 竹内羊一(たけうちよういち)さん
問合せ:文化スポーツ振興課
【電話】22-2111(内線364)
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