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地域の未来を照らすみなさんを紹介します。キラリ★中野のチカラ No.121

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長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

MIDORIトワールメイツ 代表
土屋みどり
つちや・みどり 兵庫県出身。進学のために上京し、東京の企業に就職。2006年、夫の地元である中野市に移住。NPO法人日本バトントワリング協会公認指導員。

■バトンの魅力をもっと多くの人に伝えたい
「バトンは生涯続けたい。そのためには自分から行動しないと。」大学からは東京で過ごし、就職後に結婚。
「中野市出身の夫に、地元で子育てしようと言われて。当時はあまり深く考えずに移住を決めました。」
移住した2006年の秋、あることに気付く。
「長野はバトンがあまり身近ではないんだなと。自分は年少から中学1年生までの10年間ずっと続けてきました。中学校ではバスケットボール部との両立が難しくてやめてしまったけど、大学のバトン部に入って再開して、社会人グループにも参加していました。」
大学時代は経験者として後輩の指導や振り付けを考案。就職後は、所属していたNPO法人日本バトントワリング協会の公認指導員の資格も取得し、産休中の教員の代理で学校に赴くこともあったという。
「この経験を生かそうと教室の立ち上げを決意しました。知り合いも土地勘もないゼロからのスタートでしたが、義実家の協力もあって2007年4月に体験教室を開くことができました。最初は10人程度だったけど、バトンを知ってもらえることが本当にうれしかった。」
現在は長野市でも指導しており、中野市と合わせて40人ほどの生徒が所属。土屋さんと同じ指導者の道を目指している生徒もいるそう。
指導者として大変さを感じるのは、「振り付けを考える時。7~10曲分を同時に考えます。選曲も編集もすべて自分で。流行も取り入れつつ、バレエも好きなのでクラシックな要素も加えながら自分の経験を頼りに考えています。」
生徒たちにも振り付けを考える機会を与え、「グループごとに披露する作品発表会では、こっそりまねしようかな、と思うような振り付けもあって毎回びっくりしながら見ています。」
今年で17年目を迎えた土屋さんのバトン教室。
「こんなに長く続くとは思っていませんでした。体が動く限りは続けたいですし、子どもたちがのびのび楽しく踊れるような雰囲気づくりも大切にしていきたいですね。」

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