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特集 小学生と市長との懇談会

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長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

1月18日、日野小学校の6年生9人と湯本市長による懇談会を開催しました。
懇談会では、児童が三つのグループに分かれて行った地域学習の発表や児童が中野市について日頃から感じていることについて市長との話し合いが行われました。
今回は、その様子をお届けします。

■地域学習
地域学習発表では児童が3グループに分かれて学んだ高遠山古墳、森将軍塚古墳(千曲市)、真山城址について発表を行いました。

○高遠山古墳
高遠山古墳の発掘当時の様子や発見されたものについて説明が行われ、「市民の方に、もっと凄さを知ってほしい」と発表しました。

○森将軍塚古墳
森将軍塚古墳についての発表では、古墳の概要と出土品の説明、高遠山古墳との比較を行い地域の歴史遺産の大切さをまとめてくれました。

○真山城址(じょうし)
真山城址に実際に登った際の様子をまとめ、「中野市を一望できる場所だけど、景色が見えにくいので木の伐採をしてはどうか」と提案してくれました。

▼学習発表を聞いた市長の感想
3チームに分かれて、高遠山古墳、森将軍塚古墳、真山城址のお話をいただきました。
GIGAスクールのタブレット端末を使って映像など大変わかりやすくてよかったです。
高遠山古墳については、今年、そして来年、再来年にかけて、コンクリート部分をできるだけ目立たなくなるように新たに桜を植えて整備を始めています。
また、眺望を良くするため木も間伐して、多くの皆さんに登っていただき、「こんなに素晴らしい所なんだ」と思っていただくよう計画しています。
真山城址については、地元から「市長も登ってはどうか」という声があるので、雪が解けたら登ってみたいと思います。
中山晋平先生の生まれた土地はこんな歴史があるのだと伝わればと思っています。

■懇談会
懇談会では児童が中野市について思っている事や、市長に聞いてみたい事を話してくれました。

○中野市の好きな所を教えてください。
小学生:スーパーなど、いろいろな施設があり暮らしやすいです。
他には、中山晋平先生の故郷というところです。高野辰之先生や久石譲さんの出身地でもあり、地域にすごい人がいて誇れるからです。

市長:中野市にはスーパーなどいろんなお店がありますよね。中野市は昔から交通の要衝と言われていて、中継地点となる場所です。
ですから歴史が変わってもその役割は、この中野市の特徴として現れているのかなと思います。

小学生:中野市の好きな場所はバラ公園です。
沢山のバラが咲いていてきれいだから、これからも大切にしてほしいです。

市長:一本木公園、「バラ公園」ですが、今は850種3000株が植えられています。
中野市でバラが育ちやすいということは、同じバラ科の植物であるリンゴやサクランボと言ったバラ科の植物も育ちやすいという事も理由の一つだと思います。

○未来に向けてこんな中野市であってほしい
小学生:お年寄りも、子どもも皆、活気があり、元気に暮らせるようになってほしいです。
中野市全体が明るいと、お年寄りも子どももみんなで明るく暮らせるから、そんな中野市であってほしいです。

市長:これから生まれてくる子どもからお年寄り、また、皆が活力があって明るく過ごせるように、一生懸命取り組んでいます。

小学生:高遠山古墳のコンクリートの壁が目立っている部分や真山城址の景色が見えにくい部分を改善してほしいです。

市長:高遠山古墳については、桜を植えて、コンクリートをできるだけ目立たないようにしたいと思っています。
また、ツル状の植物を植える計画をしていますがコンクリートですので工夫が必要です。

小学生:災害などのない中野市であってほしいです。
能登半島地震で各地域でも募金活動が行われていて、日野小学校でも募金活動をしています。
また、中野市が被災した時のための準備をしてほしいと思いました。

市長:災害が起きると、「まさか、自分の所で起きるなんて」と思うのではないでしょうか。
何かあったときに、避難所で皆さんがストレスを溜めないように、また、無事帰宅できるまでの時間を何とか安全に安心して過ごせるようにしなければいけないと思っています。
市では、そのために、ベットやテント、毛布、非常食などを備蓄しています。
市の窓口でも募金活動をしています。皆さんの中でも募金への気持ちがありましたら、続けていただきたいと思います。

○中野市にお願いしたいこと
小学生:市の真ん中に大型公園を作ってほしいです。
地域には小さい公園しかなく、遊具が古かったり、少なかったりするので、小布施町の大型公園のような公園を中野市の真ん中に作れば人が集まると思いました。

市長:今、市内には小さな公園はたくさんありますけれど、確かに「大きな公園は」と言われるとないですよね。
素晴らしい構想なので、これから考えていきたいと思います。

小学生:このまま暮らしやすい中野市にしてほしいです。
中野市はいろいろなお店がありとても便利なのでこのまま暮らしやすい中野市であってほしいです。

市長:「このまま暮らしやすい中野市に」というのは、大変大切なことだと思います。
今、生まれてくる子どもは少なく、お年寄りが増えています。
できるだけ、子どもやお年寄りも住みやすくて、「この地域に住んでいてよかったなあ」というようなそういう中野市をつくっていけたらと思っています。

○市長に聞いてみたいこと
小学生:どうして市長になったのか教えてください。
市長になってどうだったか教えてください。考えていることは実現されていますか。

市長:44歳から市議会議員として18年やってきました。市長になって市民の皆さんのためにやりたい施策があったことが、1番の理由です。
コロナで3年間停止したものもありましたが、形にできた部分がありますので、やっていてよかったと思います。

小学生:国会議員、市議会議員の平均年齢が高くなっていることをどう考えているか教えてください。

市長:若い方の中で「みんなのためにこういうことをやってみたい」と思うことが少なくなっているのかもしれませんね。
これから、皆さんがどういう事を考えて10年20年を過ごすかによって時代は変わっていくと思います。

皆さんありがとうございました。
最後はみんなで給食を食べました

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