文字サイズ
自治体の皆さまへ

2024(令和6)年度 中野市一般会計 当初予算

6/45

長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

■一般会計 247億円
前年度当初比 ↓ー5.2%(13億6,400万円の減)
2024年度予算は、第2次中野市総合計画後期基本計画の3年目となり、最終年度を前にして、計画に掲げた施策の実現や目標達成を視野に入れた施策を推進し、総合計画に掲げた将来都市像「緑豊かなふるさと文化が香る元気なまち」の実現を念頭に置きつつ伝統を踏まえながら、新しい発想や手法も取り入れ、「キラリと光る中野市」づくりを一層推進する予算としました。

■予算のポイント
ー安心子育て・縁(えにし)を紡ぐー

◆子育て支援の拡大、膨らむ安心
○学校給食費を最大6割軽減に拡大
2023年度で3割から5割軽減にした市内小中学校の児童生徒の給食費を、物価高騰に伴う学校給食費の単価見直しに対応し、さらに実質最大6割軽減にすることで、保護者の経済的負担の軽減を図り、より一層子育て施策を充実します。
この他に、従来0歳から15歳までが対象であった医療費給付は、対象年齢を18歳まで拡大します。
また、子どもの出生前の段階から、葉酸サプリメントの提供や生活環境の変化に対応する知識などの習得機会の提供など、子育ての不安を減少できるよう支援します。保育園では、遊戯室にも空調設備を設置し園児が安心で快適に遊べる環境を整え、23年度に整備したDX環境を保護者の利便性の向上と保育士の負担軽減のため引き続き活用を図り、より良い保育環境につなげます。

◆つながる多様性・新たな縁を生む
○選択できる第3の居場所、誰にでも
不登校の児童・生徒が安心して過ごせる居場所として利用できるよう、フリースクールの利用料の一部を補助します。
「図書館リニューアル整備事業」として、遊具などを置いた見守りと交流ができる”動”の空間と、仕事や勉強を集中してできる”静”の空間を作り、小さい子どもを連れた子育て世代を含め、幅広い世代が集える居場所を創出します。
子ども以外でも、eスポーツを活用して誰でも集える場所、高齢者の外出・交流できる場所を創出する「多世代交流可能な3rdプレイス創出事業」を展開し、また、障がい者が利用できるアーチェリー場の整備を引き続き進め、さまざまな人がつながり、新たな縁となる機会を提供することで、地域の支え合いを促進し、市民一人ひとりがつながり、国内外ともつながるまちづくりを目指します。

◆縁から発信する中野市の魅力
○縁で生まれる交流・関係人口
2023年度には、中山晋平先生を題材とした映画公開の記念事業、高野辰之博士作詞の唱歌誕生110周年の記念事業や、ソソラホール開館の記念事業を展開し、ソソラホールでは本市出身の作曲家、久石譲さんによるコンサートを開催するほか、同じく本市出身の漫画家、宮島礼吏さんとの「タイアッププロモーション戦略事業」を展開するなど、市で紡がれてきた縁そしてこれから紡がれる縁により、市の魅力ある取り組みを国内外に効果的に発信し、交流人口および関係人口の創出・拡大を促進し、地域の活性化を図ります。
また、個人の縁だけでなく、企業立地の促進や雇用機会を創出し、地域の活性化を図り、そこから税収の増加につながるよう、企業に対する助成事業によるインセンティブを広く周知していきます。

■災害に備える
令和6年能登半島地震を受けて、多目的に活用できるブルーシートなどを追加備蓄し、パレットやかご台車などを購入し、備蓄品の保管環境の最適化に努め、災害時には迅速な搬出入が行えるよう取り組みます。
新たに導入する「地域情報配信システム」では、災害情報の伝達手段としての役割も担い、市民の皆さんは、スマホを活用することで、逃すことなく正確かつ迅速に災害情報を受け取れるようになります。
また、住宅では、安全性向上のため、耐震改修費の補助を継続させ、農業では、風雪被害に備え、耐候性のあるハウスや果樹棚などの整備費の補助を新たに行い、道路や水路では、浸水被害などに備え、引き続き計画的に補修や整備などを行い、災害に備えたまちづくりを推進します。

問合せ:企画財政課
【電話】22-2111(内線221)

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU