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自治体の皆さまへ

博物館だより

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長野県中野市 クリエイティブ・コモンズ

■〔歴史〕旧石器時代コーナーを新設しました
およそ3万5000年から1万5000年前までの石器を展示しています。イチオシは「細石刃」。大きな塊から剥がして作ったもので、驚くほどの鋭さです。これらを並べて木や骨の軸に埋め込んで刃物とします。一部が欠けても交換すれば繰り返し使えます。道具を長持ちさせ、石材も有効活用する。すごい発明です。

■〔キッズ〕キッズアカデミーレポート
つくって 焼いて ドッキ土器★
~土器づくりと野焼き体験ワークショップ~
7月7日と8月17日に土器づくりの講座を開催し、親子26人が参加しました。講師は土屋積(つちやつもる)さん。7月は中野市の縄文土器について学んだあとに土器を作り、8月に乾燥させた土器を焼き上げました。焼成中は火起こしにも挑戦。全身を使って昔の暮らしを体験するとともに、考古学の魅力を楽しく学びました。

■Column
○ヒントは「MSZW」
10月14日(月)(祝)まで
エントランスミニ展示「これ、なんだ!?」に展示中です
当館所蔵の民俗資料の中には、受け入れ時の記録が不十分だったため、今日では資料名や使用方法が不明なものもあります。写真の資料もその一つ。手がかりは製糸関係ではないかということと、ダイアル盤の社章らしき「長野MSZW」のマークだけ。
これまでの経験上、アルファベットは「MaSuZaWa」を略したものと見当をつけ、製糸と長野と「ますざわ」をキーワードに調査を進め、製糸関係の機械を作っている岡谷市の新増澤工業(株)にたどり着きました。連絡をとってご教示を願ったところ、担当者から「たしかに私どもの会社で製作されていたもの」という回答。製品名は検けんじゃくき尺器、製作時期は昭和の初め、使用方法はこの機械のハンドルを規定回数だけ回して巻き取った生糸の重量を、別の検位衡(けんいこう)という機械で量り、生糸の太さを測定するものとわかりました。

■プラネタリウム投影情報
※詳しくは本紙をご覧ください。
各回45分:番組(30分)+季節ごとの星空解説番組(15分)

観覧料:一般600円、高校生以下300円、未就学児無料
※中野市内在住の小中学生・70歳以上は無料

市公式HP
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休館日:火曜日
開館時間:午前9時~午後5時
観覧料:常設展示室 一般300円、高校生以下150円
※未就学児、中野市内小中学生・70歳以上は無料

問合せ・申込先:市立博物館
【電話】22-2005【FAX】38-1290

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