■新城藤原神社(しんじょうふじわらじんじゃ) 仁科盛信(にしなもりのぶ)と内藤氏の先祖を祀(まつ)る[高遠町公民館]
かつて高遠城内の法幢院曲輪には、法幢院・諏訪社・新城神・藤原社が祀られていました。このうち新城神と藤原社は、現在本丸内にある一棟の社殿内に新城神社・藤原神社として祀られており、これらを総称して「新城藤原神社」と呼ばれています。
新城神社には祭神として戦国時代の高遠城主・仁科五郎盛信が祀られ、藤原神社には、高遠藩主内藤家のルーツである藤原氏の始祖・藤原鎌足と内藤氏代々の祖先が祀られています。
例年4月には、韮崎市から武田氏の関係者が城址公園にお見えになり、この新城藤原神社にて神事を行い、その後伊那市との文化交流を行います。今年は4年ぶりに開催することができ、孤軍高遠城伝承会の皆様による演舞、高遠高校生による合唱、韮崎市の皆様による武田節等を披露し合い、当時を偲びました。
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