伊那市社会福祉協議会では、「休眠預金」を活用して生活困窮世帯に対する食糧支援等を行う事業を上伊那郡内の市町村社協と連携して実施しています。
「休眠預金」とは、10年以上取引がない預貯金等で、預金残高が1万円以下のもの及び1万円以上の場合は登録住所に通知が届かないもののことで、「休眠預金等活用法」に基づき、これらを民間公益活動促進のために活用する制度が2019年度から始まっています。
今回実施している食糧支援事業では、郡内の対象となる生活困窮世帯約250世帯に対し、月に1回、食糧品を梱包したパック便を届けています。定期的な食糧支援を通して、社協の担当職員が要支援世帯の生活状況を把握し、必要に応じた直接的、間接的な支援等を行うことにより、要支援世帯の生活基盤を整え自立へ向けた意欲向上を図ることを目的としています。
また、食糧品の梱包作業を郡内市町村にある障害者就労継続支援事業所等へ発注し、事業所の利用者が受け取る工賃の向上にもつながる取組みとして事業を行っています。
問合せ:伊那市社会福祉協議会 総務課
【電話】0265-73-2541(担当…小池(こいけ))
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