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オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン

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長野県伊那市

こども家庭庁では、秋のこどもまんなか月間で、「オレンジリボン・児童虐待防止推進キャンペーン」を実施しています。
こどもの健やかな成長に影響を及ぼす児童虐待の防止は、社会全体で取り組むべき重要な課題です。
伊那市では、昨年度は61件、107人の児童虐待通告がありました。また、子ども相談室に寄せられる子育てに関する相談は約2,000件あり、多くの保護者が日々悩みながら子育てをしている姿がうかがえます。

■なぜ「こども」なの?
令和5年4月に、こども家庭庁が創設されるのと同時に、施行されたこども基本法では、18歳や20歳といった年齢で必要なサポートがとぎれないよう、心身の発達過程にある人を「こども」と定義しています。
※子どもの権利条約では18歳未満を「子ども」と定義しています。

■児童虐待とは?~虐待が及ぼすこどもへの影響~
児童虐待とは、保護者(親や親に代わる養育者)が、こどもの体や心を傷つけ、健やかな成長・発達を損なう行為のことで、大きく分けて4つに分類されます。
・殴る・蹴るなどの身体的虐待
・言葉による脅しや無視などの心理的虐
・こどもへの性的行為などの性的虐待
・食事を与えないなどのネグレクト

▽市内の通告割合(虐待種別)(R4)
(子ども相談室調べ)

こどもは虐待を受けるなど苦しんでいても、こども自身からの相談や訴えはほとんどなく、傷ついたまま心や体がつらい状況で、気持ちを我慢しています。こどもは親のことは決して悪く言わず、親を慕い、その家庭に順応しようとします。虐待環境が続くと、身体的・知的発達の面において成長が阻害されることがあります。また、周りの人への不信感や強い攻撃性を持ったり、自己評価が低くなったりするなど、人格形成において深刻な影響を受けることがあります。さらに、非行に走ったり家に閉じこもったりして社会的な自立が困難になることもあります。

▽こどものサインを見落としていませんか?
・いつもこどもの泣き叫ぶ声や保護者の怒鳴り声がする
・不自然な傷や打撲のあとがある
・衣類や体がいつも汚れている
・表情が乏しい、活気がない
・夜遅くまで一人で遊んでいる

▽心当たりはありませんか?
・地域などと交流が少なく孤立している
・小さいこどもを家においたまま外出している
・こどもの養育に関して拒否的、無関心である
・こどものけがについて不自然な説明をする

■ひとりで悩まず、ご相談ください
※相談は匿名で構いません。また、秘密は固く守られます。
ついこどもにあたってしまう…
このままでは虐待してしまうのでは…
子育てについて相談したい
あの子、虐待を受けているかもしれない
近くに子育てに悩んでいる人がいる
など

▽児童相談所全国共通ダイヤル
【電話】189(いちはやく)
最寄りの児童相談所(伊那市は諏訪児童相談所)へ相談できます。
受付時間:24時間365日

▽伊那市子ども相談室
【電話】72-0999
保育・教育・保健・福祉など困っていることをお気軽にご相談ください。
受付時間:月~金曜日(土日祝日は除く)午前8時30分~午後5時

問合せ:子ども相談室

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