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地域を見守り、支え、つなぐ 民生児童委員・主任児童委員

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長野県伊那市

現在、市内では169人の民生委員・児童委員(通称民生児童委員)や主任児童委員が活動しています。民生児童委員・主任児童委員は、同じ地域に住む身近な相談相手として、支援が必要な方と専門機関とのつなぎ役を担っています。

■民生児童委員・主任児童委員とは?
民生委員は、厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員で、児童委員も兼ねています。民生委員・児童委員をあわせて民生児童委員と呼んでいます。地域を見守り、支え、つなぐ役割をボランティアで行っています。
その中でも、子どもや子育てに関する相談を主に扱う委員を主任児童委員といいます。主任児童委員は妊娠中の心配事や子育ての不安に関するさまざまな相談や援助・協力を行います。

■interview
▽富県地区 民生児童委員会長
竹松幸人(たけまつゆきと)さん

自分が暮らす地域のために少しでも力になれればと思い、民生児童委員の活動を始めました。今期で3期目となります。
困り事を抱えた方の相談を受けたり、高齢者のお宅を訪問したりするなどの活動に加え、富県地区では子どもとの関わりを特に大切にしています。例えば、赤ちゃんが生まれたご家庭への訪問や、保育園・小学校の行事への参加のほか、児童養護施設「たかずやの里」の職員の皆さんや子どもたちと一緒に、施設の移転跡地を利用した憩いの場整備や、伊那市社会福祉協議会の主催で行われている「カレー大作戦(子ども食堂)」のお手伝いをするなどの活動にも取り組んでいます。こうした活動は地区の老人会などとも協力して行っており、幅広い年代の住民の皆さんが交流する機会にもなっています。
赤ちゃんからお年寄りまで、地域に暮らす全ての世代の住民を見守り、支えることが民生児童委員の役目だと思っています。さまざまな事情を持つ方がいる中で関わり方に悩むこともありますが、地域の皆さんが笑顔で暮らしていけるようこれからも活動していきたいと思います。

▽竜北地区 主任児童委員
宮坂文子(みやさかふみこ)さん

主任児童委員は子どもの福祉のために日々活動しています。保育園や小中学校の行事に参加したり、運営委員やコミュニティースクール(学校評議員)に参加して運営に携わったりしているほか、登下校の見守りなど、自主的に活動している主任児童委員の方もいます。また、赤ちゃんや保育園に入る前の小さなお子さんと、その親御さんのサポートも大切な活動のひとつです。3か月健診や、ふれあい保育(保育園入園前の慣らし保育)の場に参加し、子育て中の親御さんの相談を受けたり、悩みを聞いたりしています。
また月に一度は主任児童委員の部会を開き、情報交換をしたり、子どもの居場所作りに取り組む方や行政の方からお話を聞いたりするなど研修も行っています。
主任児童委員の活動は「どなたであっても出来る」こと、「負担になりすぎない範囲でやる」こと、そして何より子どもたちやその家族、保育園や学校の先生方との関わりを楽しむことが大切だと思います。行政と地域、市民のつながりが広がることで子どもの福祉はより充実していくと思うので、多くの方に主任児童委員をやっていただきたいなと思っています。

■ひとりで悩まずご相談ください
子育てや介護など、生活上の悩みごとや困っていることがありましたら、お住まいの地区を担当する民生児童委員・主任児童委員にご相談ください。
民生児童委員・主任児童委員は、個人の人格を尊重し、相談で知り得た秘密を守ることが義務付けられています。相談した内容が他人に知られる心配はありませんので、安心してご相談ください。
お住まいの地区の委員がわからない方は、社会福祉課までお問い合わせください。

問合せ:社会福祉課 総務係

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