荒井区在住 伊藤一雄(いとうかずたか)さん
日中、仕事をする傍ら、時間を見つけて仏像の本を見ながら絵を描いている伊藤さん。「最初は仏像が怖くて…」と語りますが、今では仏像が好きになり、描いた仏像は数知れず。そんな伊藤さんの転機は、小学校6年生の時に出会った「法隆寺」という本でした。元々絵を描くことが好きだった伊藤さん。仏像の源流であるとも言われる法隆寺の仏像を知り、仏像に興味を持ち、「描いてみたい」という想いが募っていったそうです。昔は「ただ仏像を描いている」という意識だったそうですが、今では描いている時の気持ちに変化があり、「拝みながら描く」ということを大切にしているそうです。拝みながら描くとは「心を込めて」、「仏像が持つ意味や歴史を考えながら」という想いです。国宝や重要文化財に指定されている仏像をはじめ、数多くの仏像を描いていますが、今後について伊藤さんは、「たくさんの仏像を描いて多くの人に見てもらい、魅力を知ってもらいたい」と語ります。そんな伊藤さんの作品を、お目にする機会があるかもしれませんが、その際は是非、仏像の魅力を感じていただきたいと思います。今後も伊藤さんの仏像への想いや探究心は続いていきます。
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