介護予防のためには、加齢とともに心身の機能が衰えた状態(虚弱)を表す「フレイル」からの改善が重要です。フレイルは要介護に移行しやすい状態ですが、一方で早い段階から予防・改善に取り組むことで健康な状態を取り戻し、健康寿命を延ばすことができます。栄養をしっかり取り、体を動かし、人と交流し、フレイル改善に取り組みましょう。
市内には介護予防を目的に、地域の皆さんが定期的に集まって体を動かし、おしゃべりし、いきいきと元気に活動している教室があります。「階段の上り下りが大変になってきた」「外に出なくなり、人と話す機会が減った」などのお悩みを抱えている方、ぜひ一緒に活動してみませんか。
■地域介護予防自主グループ
▽自分たちで教室を開催しながら、健康づくり・介護予防を頑張っています!
地域の方々が集まり、いきいき交流施設や公民館などで定期的に運動を中心とした教室を開催しています。市内では約50グループが活動しており、男性だけのグループや体力にあわせてゆっくり運動する教室など、内容はさまざまです。伊那地区と高遠町地区で1年間の成果を発表し合う交流発表会に参加するグループもあります。参加されている皆さんは運動と楽しいおしゃべりでとてもお元気です!
参加を希望される方は、福祉相談課までご連絡ください。
男性筋トレ教室 伊藤権司(いとうけんじ)さん
「伊那地区に男性だけの自主グループがなかったので、市の教室の終了後にグループを作りました。週1回仲間と集まり一緒にやれること、会話ができることがとても楽しみです。一人では長続きしない、仲間と一緒にやるからこそ続けられると思っています。」
■いきいきサポーター
▽市で育成している介護予防推進員です
「このまちいいな」など曲にあわせてオリジナル体操やストレッチ、脳トレなどを指導します。現在は約90人のサポーターが、地域で行う体操教室の指導や支援で活躍しています。
いきいきサポーター 横内(よこうち)まゆみさん
「体を動かす体操はもちろん、近所同士でも会話が少なくなっていると思いますので、今世間で話題になっていることや日常のことなどのおしゃべりも楽しんでいます。無理せず楽しくやることを心がけています。」
■シルバーリハビリ体操
▽シルバーリハビリ体操指導士の養成講座を始めました!
シルバーリハビリ体操は、道具や音楽を使わず、いつでもどこでもできる体操です。リハビリテーションの考え方に基づき、関節の動く範囲や筋力を保ち、生活の中の動きに結び付けて行います。今年度、1期生となる25人が講座を終了しました!
毎年養成講座を実施します。
自分のため・人のために何かしてみたい方、ぜひ参加してみませんか!
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※市主催の介護予防教室もあります。自分の体のことなど気になっている方はご相談ください。
問合せ:福祉相談課 介護予防係
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