令和5年7月2日(日)
市のイベント案内メールでこの大会を知り興味を抱きました。伊那市の子どもたちの姿、取り巻く地域の大人たちの姿を、行政の枠を超えて違った角度から見てみたいと思い参加しました。
会場には保護司会、育成会、人権擁護委員、民生児童委員といった関係者が60人程参集していました。
オープニングの長谷中学校3年生の太鼓演奏は力強く堂々としていて見事でした。開会行事後に、小中学生4人の書いた(現在は中高生)作文朗読では、日常の中から得た人権や思いやり、生き方についての気づきが素直にとらえられていて、まっすぐに育つ子どもたちに安堵しました。
続いて市の教育支援コーディネーター北澤喜宏氏の学校教育経験に基づいた「子どもと暮らしてきて」の講演を聞きました。
さまざまな理由で登校を渋りがちな子どもたちの実情と、懸命に受け入れようとする中間教室の現状。さまざまな家庭の育ちの中で子どもの心の声を聴こうとする姿勢に感銘を受けました。忙しいの「忙」は心を失うこと、「絶対的な信頼」とは、などの実例を挙げて大変わかりやすいお話でした。
最後には子どもたちと地域の大人たちの心温まるいくつかのエピソードで締めくくられ、明るい気持ちになれました。
高見(たかみ)さゆり
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