伊那市の令和5年度決算がまとまりました。
決算から分かる市のお金の使い道について、お伝えします。
■決算の全体像
市の財政は収入(歳入)と支出(歳出)で成り立っています。
一般会計の歳入は、390億7,073万円で、景気回復等により市税が5.7%増加した一方で、寄附金や国庫支出金、繰入金(基金からの繰入金)等の減少によって、歳入全体では前年度比7.1%の減少となっています。
一方、歳出は、377億2,161万円で、前年度に実施したプレミアム商品券事業等コロナ関連事業の減少やふるさと納税の減少によって、歳出全体では前年度比7.0%の減少となっています。
歳入と歳出の差額約13.5億円は、令和6年度に引き続いて実施する建設事業等の繰越事業に約3.7億円を活用し、残りの約9.8億円については、繰越金として令和6年度の事業に活用されます。
用語解説:歳出をこのページのように経済的性質(人件費、扶助費、公債費…)で分類したものを性質別歳出、2ページのように行政目的(議会費、総務費、民生費…)で分類したものを目的別歳出といいます。
●性質別歳出
▽特別会計(税込)
※一般会計繰入金により、差引0円になっている会計
▽企業会計(税込)
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