ふくしいな-知っていますか?障害者週間

53／61

毎年、12月3日～9日は障害者週間です。身近にあるけど、これって何かなぁ…?そんな「障害に関係したマーク」について、みなさんで理解を深めましょう。

■「障害者週間」って何?
平成16年6月の障害者基本法の改正により、国民の間に広く障害者の福祉についての関心と理解を深めるとともに、障害者が社会、経済、文化その他あらゆる分野の活動に積極的に参加する意欲を高めることを目的として設定されました。
また、令和6年4月1日より、事業者による障害のある人への合理的配慮の提供も義務化されています。

○ヘルプマーク
「ヘルプマーク」は、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることで、援助を得やすくなるよう、東京都が作成したマークで、長野県でも、希望される方にヘルプマークを配布するとともに、普及啓発を進めています。
義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、ヘルプマークを身に着けた方を見かけた場合は、趣旨をご理解いただくとともに、積極的な手助けや配慮をお願いします。
・電車・バス内で、席をお譲りください
・困っているようであれば声をかけるなどの配慮をお願いします
・災害時などは、安全に避難するための支援をお願いします

○オストメイトマーク
オストメイト(Ostomate)とは、癌や事故などにより消化管や尿管が損なわれたため、腹部などに排泄のための開口部(ストーマ(人工肛門・人工膀胱))を造設した人のことを指します。全国で約20万人前後といわれ、毎年増加していると推計されています。
最近、オストメイト対応の多目的トイレも増え、目にした方も多いのではないでしょうか。オストメイト対応トイレでは、人工肛門・人工膀胱のパウチを洗うための汚物流し、お腹を洗うための水洗器具が備えつけられています。

○信州パーキングパーミット制度
公共機関や店舗など様々な施設に設置されている「障害者等用駐車区画」を適正に利用いただくため、障害のある方や高齢の方、妊産婦の方など歩行が困難な方に、県内共通の「利用証」を長野県が交付する制度です。