ふくしいな-表紙

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伊那市長谷にある障害者多機能型事業所「さくらの家」では、就労継続支援B型と生活介護の2つの事業を行っています。今回は、生活介護でのアップサイクル製品「裂き織り座布団」についてご紹介します。
アップサイクルとは、「使わなくなった物に新たな価値を与えて再生すること」を意味する言葉で、今ある資源を最大限活用する地球にやさしい取り組みです。この裂き織り座布団も着物生地等をアップサイクルした製品で、「ふくしいな」の紙面で使わなくなった着物生地等の寄付を呼びかけ、地域の皆様からたくさんご寄付いただいた生地を使用しています。
作り方は、布をみんなで解いていき、丁度いい長さや細さにして、専用の織り機で布を織り込んでいきます。生地の組み合わせによって雰囲気がガラッとかわり、最後までどんな柄になるかは作製する本人にしか分かりません。どれも素材の特徴を活かした味わいのある素晴らしい座布団です。
さくらの家では裂き織り座布団の他に「布草履」もこの着物生地を使用して作製しています。生地は地域の皆様から寄付していただいた大切なものなので、無駄にすることなく感謝の気持ちを込めてこれからもよいものを作り続けていきたいです。
道の駅南アルプスむら長谷の直売所ファームはせで販売しています。ぜひみなさん手に取ってみてください。