公民館報いな-いっぷく

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中学校からの付き合いのある仲間達で、ゴルフや麻雀、食材を持ち寄って「男料理教室」を開いたり、スガレ追いをしたり、四季折々に楽しみを見つけて活動している。
会の名前は「不良幸齢者」。多少不健康なことをするので「不良」、年を重ねることに幸せを感じる「幸齢者」、気の置けない仲間とのひとときは本当に楽しい。
春は山菜採りをして、てんぷらで一杯。夏は伊那名物のローメンを作り、秋はキノコ汁と蜂の子ご飯をいただく。冬は大根、ネギ、じゃがいも、野菜たっぷりの鍋料理。七十代のおやじ達のレシピなしの即興料理に舌鼓を打つ。集まってわいわいがやがやすること自体が楽しい。
既に退職してのんびりと家族との時間を楽しむ者、元気なうちは働くぞといって頑張っている者など、それぞれの暮らしぶりは違う。十代の頃とはすっかり変わっているけれど、会えば中学生時代に戻り、昔話に花が咲く。
樋口恵子さんの著書の中に「高齢になると、人が財産です。〝金持ち〞より〝人持ち〞でハッピーに」というくだりがある。
家族との時間とはまた違った、仲間と過ごすひとときを大事にして人生を楽しく生きていきたいと思っている。

手良公民館長　竹中雅幸(たけなかまさゆき)