■展覧会情報
▽地域のお宝展II
会期:12月8日(日)~令和7年3月2日(日)
会場:第一・第二展示室
内容:伊那地域周辺の個人の方々が所有する郷土ゆかりの作家作品を中心に館収蔵品もあわせて展示します。
作家:中村不折、池上秀畝、小坂芝田、江崎孝坪、登内微笑、細合秀穀、堀田秀叢、佐藤雪洞、中川紀元、児玉果亭、内田文皐、三浦輝峰
▽芸術フェスティバル美術・書道展
会期:令和7年1月11日(土)~2月2日(日)
会場:市民ギャラリー
内容:高遠高校芸術コース美術・書道専攻の1、2年生の作品展を開催します。
※市民ギャラリー展のみ無料でご観覧いただけます。
■アートスクール《要予約》
お正月フラワーアレンジメント講座
講座(1):12月21日(土)午前9時15分~10時15分
講座(2):12月21日(土)午前10時45分~11時45分
講師:矢島修さん(矢島園芸)
定員:各回15人
会場:美術館ロビー
受講料:3,200円
※材料費込
持ち物:作品持ち帰り用の箱(30cm四方)、新聞紙、花切ばさみ
※申込締切12月14日(土)
■今月の一押し!
「梅(うめ)に孔雀図(くじゃくず)」(個人蔵)
制作年:不詳
技法・素材:絹本着色、二曲一隻屏風
細合秀穀(ほそあいしゅうこく)(1894-1947年)
この作品は、市内で郷土ゆかりの作家作品を所蔵する皆様の協力を得て、12月8日から令和7年3月2日の会期で開催する「地域のお宝展2.」に出品します。
細合秀穀は、三重県鈴鹿市に染物の伊勢型紙を生産する家に生まれ、16歳で上京。当時すでに画壇で活躍していた池上秀畝の画塾「伝神洞」に入門し、諏訪の堀田秀叢らと伝神洞を支えました。秀穀は、大正4年に第9回文部省美術展覧会に初入選した時は、弱冠21歳でした。伝神洞で修業を積む中で、堅牢な写実を前提に、秀穀独自の繊細で柔らかい写実的な花鳥画、風景画を描いていきました。伊那と縁を結んだのは、師・秀畝との関係はもちろんのこと、秀畝後援者であった伊那市美篶出身の実業家堀内伊太郎の長女と結婚したことによります。昭和20年、空襲で東京の家を失った秀穀でしたが、伊那に疎開し、精力的に画を描き続けました。昭和22年12月、突然他界(享年53歳)。円熟期の仕事が期待される、これからという年齢でした。
■12月休館日
2日(月)~7日(土)、10日(火)、17日(火)、24日(火)
28日(土)~1月3日(金)年末年始休館
問合せ:信州高遠美術館 〒396-0213 伊那市高遠町東高遠400
【電話】0265-94-3666【FAX】0265-94-3936【E-mail】t-bjk@inacity.jp
開館時間:午前9時~午後5時(最終受付は午後4時30分まで)
入館料:大人500円(400円)
※( )内は団体および割引料金
※高校生および18歳未満の方、障害者手帳などをお持ちの方とその付き添いの方1人は無料です。
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