■第3回 親子でナイト・ミュージアム
令和6年9月21日(伊那市高遠町民俗資料館 なつかし館)
主催者側として、ボランティア参加しました。参加者は県内の小学生と保護者が対象で、皆さん事前予約をされた方でした。日本には、昔から多くの妖怪たちが古い道具に住み着いており(付喪神(つくもがみ))、そのような話を学芸員の大澤さんがやさしく説明してから、子どもたちが楽しみにしている「妖怪探し」が始まりました。武家屋敷の「馬島家」や資料館、それに古い土蔵に隠れている「付喪神(つくもがみ)」を見つけビンゴをそろえると、妖怪バッチがもらえるので、親子で楽しそうに探し回っていました。子どもたちもお母さん方も、今ではなかなか見られない古い道具に直接触れ、昔の生活臭を体験できたのではないかと思いました。
伊那市高遠町民俗資料館は、地元の人が使っていた古い道具を寄贈していただいて成立した資料館ですので、直接見て・触って・経験していただくとのコンセプトがあります。そのことを最大限に活用したイベントとして、素晴らしいと思いました。子どもたちが大好きな妖怪を前面にたてて、昔の人が古い道具を大事にする思想につながってくれれば、一石二鳥かな!と思いました。
3年前に始まった企画ですが、評判がいいため今年で3回目となりました。今後も続けてほしいイベントだと思います。田中秀之(たなかひでゆき)
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