令和5年8月21日
社会教育委員会議では、『我がまちのいいとこ10選』として各地区選出の委員が推薦した場所を、会議に併せ視察しています。
手良春日城跡は、保存会の活動で整備が進められ、鎌倉時代から室町・戦国時代の山城で、武田信玄の箕輪福与城攻めに関係する城と言われています。
氏神の春日大明神を名前の由来とする春日城は、尾根伝いに守屋山へと続き、峰の南端に位置する起伏にとんだ場所です。
松くい虫の被害の深刻さから伐採を行い、桜への樹種転換が行われているので、市南部への見晴らしがよいのですが、夏期には少し日陰が欲しいところです。桜は成長が早いので、10年後には地元の人が、花見を楽しめる場所になることが期待されます。
隣接する野口八幡社から各郭をめぐり、景観を楽しみながら、戦乱の時代に思いを馳せるのも、良い身心の健康につながるものと思います。
季節になると、甲虫もでるとのことでした。
寺田利男(てらだとしお)
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