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議会だより-12月伊那市議会定例会 一般質問から(1)

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長野県伊那市

令和5年12月伊那市議会定例会の一般質問は、12月5日、6日、7日の3日間にわたって行われ、20人の議員が質問に立ちました。質問と答弁の主な内容をお知らせします。

■小池隆(こいけたかし)
▽職員定数管理と会計年度任用職員の活躍及び新たな職域への登用について
問:小池隆議員…市職員数の適正化について、近年、職員の時間外勤務時間が増加傾向にある中、今後の業務を見据えた適正な職員数及び職員のワーク・ライフ・バランスの実現に向けた働き方改革に沿った計画の策定をすべきでは。
答:市長…各部署の業務量などを集約し、人件費も勘案し、必要な職員数を精査したい。働き方改革についてもしっかりと議論しながら柔軟性を持った内容としたい。

問:小池隆議員…女性の割合が多い会計年度任用職員について、フルタイム化を導入し、処遇改善することで、女性の発想を活かした活躍の場、所得向上、雇用の確保、職員の負担軽減など、その効果は大きいと考えるがいかがか。
答:市長…導入の必要性を研究したい。

▽市報等における「声の広報」の利用促進について
問:小池隆議員…こだまの会が音訳している市報いな「声の市報」を誰もが利用し、聴くことができるよう、市のホームページからダウンロードなどできるようにしてみては。
答:市長…令和5年12月号の市報から実施する。

■原一馬(はらかずま)
▽伊那市社会福祉協議会の不祥事により滞っている成年後見事業について
問:原一馬議員…社協が受け入れていた成年後見を必要とする人たちの受け皿が、現在ほぼ無いと思われる。また、弁護士会、司法書士会、社会福祉士会などが分担して受任しているが、新規依頼への対応と現状は。
答:市長…弁護士などの各専門職の団体と調整している。新規の依頼は、負担増となっていることは承知している。

問:原一馬議員…裁判所の制限解除の見込みは。
答:市長…社協は、不祥事再発防止対策報告書を裁判所へ提出し、判断を待っている。

問:原一馬議員…社協の成年後見事業の、この先の見通しについて。
答:市長…早期の再開を望んでいる。上伊那成年後見センター運営委員会で、業務運営管理の強化のため、定期的に業務適正化に関する確認体制を取っている。

▽物価高対策、地方自治体のできる経済対策「プレミアム商品券」の発行を
問:原一馬議員…物価高で実質賃金は更に下がっており、苦しい地域住民の生活や厳しい状況にある事業所を支援するためのプレミアム商品券「いな・ほっと券第5弾」の発行を。
答:市長…困窮者支援もあり、現時点では考えていない。

■池上謙(いけがみけん)
▽南アルプス林道バスの自動車運送事業について
問:池上謙議員…新型コロナ感染症の第5類移行後の運送実績などはどうか。
答:
・市長…山梨県側が不通ということもあり、南アルプス林道バス、山小屋ともに非常に好調であった。
・長谷総合支所長…過去2番目の輸送実績となり、6万298人であった。ジオライナーの利用もコロナ前の約5倍となった。

問:池上謙議員…分杭峠の新規路線について、市野瀬入野谷の宿泊施設に、バス停留所を設置していただきたい。
答:市長…入野谷の有効活用を検討しているが、現状では難しい。仙流荘駐車場の満杯状態が発生するようであれば、今後停留所の設置を検討する。

▽長谷地区の景観を美しくする「モミジの里づくり事業」の実施について
問:池上謙議員…長谷地区の国道152号の沿線及び美和ダム左岸にふるさと納税寄附金を活用して、もっとモミジを植栽したらどうか。
答:市長…急傾斜の場所が多く簡単にはいかないが、長谷モミジの会の協力を得て、今後もモミジの里づくりを継続したい。

■唐木拓(からきたく)
▽学校へのチラシ配布のデジタル化について
問:唐木拓議員…現在、小中学校へのチラシ配布は紙のみで、学校・学級単位で仕分けして依頼する必要があるが、データでの配布も実現していただきたい。
答:教育次長…業務改善として有効であり、他市町村の取組みを参考にして検討したい。

▽市街地循環バスの有効利用について
問:唐木拓議員…市街地循環バスのイーナちゃんバスは、市街地を循環していて便利であるが、乗車数が少ないのが見受けられる。ぜひ高校生以下の無料または格安の設定、フリーパスの発行などにより、有効活用してはどうか。街に若者が増えることで活性化につながるのではないか。
答:市長…特定路線のみの設定は、民間路線への影響などあり、現実的には難しい。

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