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議会だより-12月伊那市議会定例会 一般質問から(2)

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長野県伊那市

■宮原英幸(みやはらひでゆき)
▽自治会・町内会等の今後及び地域社会の在り方について
問:宮原英幸議員…自治会に多くの役職があり、役員選出に苦労している。また、自治会未加入者の増加や移住の課題もあり早急に整理すべきではないか。
答:市長…市から依頼するものについては、更に見直して廃止できるかなどの検討をしたい。現状では加入促進の条例制定などは考えていない。さらに、地域社会の在り方の議論を進めるには、まずは各地区が自主的に議論することが重要と考える。将来的には検討会の設置を含め検討したい。

▽移住定住促進に関わる関係人口の創出施策について
問:宮原英幸議員…関係人口の創出は、今後の重要課題である。人口増進事業の中で、当該事業を独立推進しては。
答:市長…移住定住促進、交流人口・関係人口創出は、それぞれ相互に関連しており、受入環境の充実や各事業の磨き上げを進める。独立させることは考えていない。

問:宮原英幸議員…友好都市との交流について、交流内容に差が大きいように見える。今後の展開について、交流内容を増やすべきではないか。
答:市長…それぞれの友好都市の規模や特徴もあり、全て同様の内容というわけにはいかないが、民間交流も含め、双方の市民益につながる交流を進めたい。

■野口輝雄(のぐちてるお)
▽伊那市において、早朝の学童保育が必要ではないか
問:野口輝雄議員…多くの年長園児が早朝保育を利用している現状から
(1)これまでに早朝の学童保育の要望がなかったか。
(2)伊那市において早朝の学童保育が必要かを検証してほしい。
答:
・市長…(1)これまでに早朝の学童保育の要望はなかった。
・教育長…(2)人材確保が厳しく、国、県からの補助が無く、難しい面がある。今後、要望があれば、近隣の自治体の実情を踏まえながら検討する。

▽写真という視点で伊那市全体の魅力を発信する大イベントができないか
問:野口輝雄議員…伊那市の魅力を全国規模の写真コンテストで発信できないか。
答:市長…既に100以上の全国規模の写真コンテストがある中で、後発は不利である。今後は、拡散手段を考えながら検討していく。

■二瓶裕史(にへいひろし)
▽フィンランドの視察を伊那市政にどのように生かしていくか
問:二瓶裕史議員…視察を経て「教育と人材育成が喫緊の課題」としているが。
答:市長…体系付け、時代にあった進め方が求められる。フィンランドの教育現場との共通項を確認して理論的に組み立てていく。

▽義務木育と生涯木育について
問:二瓶裕史議員…(1)既に多くの木育に取り組んでいるが、それらを更に体系的に整理して発展できないか。(2)木育拠点施設の設置を。
答:
市長…
(1)体系付けて進めていく作業に入っている。
(2)「森と学びの拠点施設」があり、その中に木育の部分もある、というようなものが良い。民間と行政が一緒になって考えていくのが望ましい。

▽改正障害者差別解消法について
問:二瓶裕史議員…来年4月から、民間事業者も過重な負担のない範囲で「合理的配慮の提供」が必要となる。環境整備のための補助金を。
答:市長…過度な負担にならない範囲での配慮を、ということなので、補助金で整備をするもの、という考えはない。

■三澤俊明(みさわとしあき)
▽零細・小規模事業所の工業振興について
問:三澤俊明議員…人材育成補助事業の利用状況はどうか。
答:商工観光部長…製造業が過半数を占めている。そのほとんどが社員数20〜100名の中小企業である。

問:三澤俊明議員…零細・小規模事業所のDX活用促進事業の導入状況はどうか。
答:市長…補助金利用事業者のうち、小規模事業者が過半数を占めており、零細・小規模事業所の生産性向上に寄与している。

問:三澤俊明議員…工業メッセなど展示会で伊那市のブースを設け、零細・小規模事業所の営業活動を行ってみたらどうか。
答:市長…特定の展示会への支援は偏りを生じさせる心配がある。企業の社長や技術者が生の声を来場者に伝えることが大事と考える。

▽通学費補助について
問:三澤俊明議員…努力義務化された一般自転車用ヘルメットに対し補助金を予定していることから、自転車通学用ヘルメットは無償化したらどうか。
答:教育次長…無償化は難しいが、通学用ヘルメットに対しても、本議会に上程されている購入支援事業により、2千円を上限に購入費の半額を補助する。

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