5月18日(土)国際博物館の日
美術館の入館料が無料となります
■展覧会情報
▽-「気韻生動」の画人-池上秀畝生誕150年展
会期:5月19日(日)まで
会場:全館
入館料:
・一般500円(割引料金400円)
・高校生以下、および18歳未満の方は無料
内容:池上秀畝は現在の長野県伊那市高遠町に紙商兼小間物問屋の次男として生まれました。15歳で上京し、花鳥画を得意とする荒木寛畝に師事。20歳の時に中央画壇でのデビューを果たし、その後文展において3年連続で特選を受賞するなど、日本画壇で新たな時代を築いてきました。秀畝は、山水画・花鳥画を追求し、1944年に亡くなるまで純粋に画道を求め続けました。本展では、秀畝の作品と秀畝の師匠や弟子、同時代に活躍した中村不折、小坂芝田ら郷土作家の作品を展示します。
■展覧会関連イベント
▽「泉石心(いずみせきしん)氏講演会 池上秀畝の印(いん)」《要申込》
日時:5月3日(金・祝)午前10時~11時
料金:入館料のみ必要
会場:信州高遠美術館玄関ホール
内容:信州高遠美術館で所蔵する秀畝が使用した146顆の画印について研究し印譜の作成をされた書家で篆刻家でもある泉石心氏にお話をいただきます。
▽「学芸員によるギャラリートーク」《申込不要》
日時:
(1)5月3日(金・祝)午前11時15分~11時45分
(2)5月18日(土)午後2時~2時30分
料金:入館料のみ必要
※(2)は国際博物館の日により入館料無料
■アートスクール
▽「刺繍講座~刺繍作品をブローチに~」
日時:5月19日(日)午前9時30分~11時30分
講師:中村鹿林(なかむらかりん)さん
会場:美術館内喫茶パレット
受講料:1,000円
材料費:1,500円
定員:10人
■今月の一押し!
▽「薄暮落雁(はくぼらくがん)」
制作年:1929年頃
技法・素材:絹本墨画
池上秀畝(いけがみしゅうほ)
(1874-1944年)
池上秀畝は、装飾性を生かした色彩豊かな花鳥画を得意とした日本画家ですが、本作のような墨画風の作品も描いています。夕暮れ時の水辺から飛び立つ雁の群れが描かれています。秀畝は伝統的な日本画の描き方である「墨の線を大切にして描く」作品が多いのですが、本作においてはグラデーションやぼかしの表現も多く用いています。秀畝の多彩な絵の技と、作風の幅広さを感じさせる一作です。本作は1929年にフランス・パリで開催された「巴里日本美術展覧会」に、「渚の月」というタイトルで出品されており、展覧会の図録にも掲載されています。(伊那市指定文化財)
本作は、「『気韻生動』の画人 池上秀畝生誕150年展」にて展示中です。
■4月休館日
無休
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問合せ:信州高遠美術館 〒396-0213 伊那市高遠町東高遠400
【電話】0265-94-3666【FAX】0265-94-3936【E-mail】t-bjk@inacity.jp
開館時間:午前9時~午後5時(最終受付は午後4時30分まで)
入館料:大人500円(400円)
※( )内は団体および割引料金
※高校生以下および18歳未満の方、障害者手帳などをお持ちの方とその付添い者1人は無料です。
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