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ミライナまちづくり

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長野県伊那市

■小学生も新たなまちづくりに参画
県の高校再編により、伊那北高校と伊那弥生ヶ丘高校が統合し、伊那北高校の校地に新しい高校が開校します。また上伊那地域の職業科4校を統合し、新たな技術校を上伊那農業高校の校地に設置する方針が長野県教育委員会から示されました。
これを受けて伊那市では新たなまちづくりに取り組んでいて、利用客の大幅な増加が予想される伊那北駅周辺の整備の検討も始めています。
この新たなまちづくりの取り組みを知った伊那小学校6年孝組の児童(令和6年3月卒業)が、自分たちもまちづくりに参画しようと、「伊那北駅前に期待する公園」を考え、白鳥市長に提案しました。
6年孝組では、5年生の頃から総合学習の時間に学校内の林にアスレチック遊具を作るなど、公園についての学習を進めてきました。
また、今回の提案に向けて、市内の公園や伊那北駅周辺を見に行ったり、地域の住民や観光客への聞き取り調査をしたりしました。
「一番多かった要望は時計なので、屋根付きの両面見える時計を、伊那北駅を利用する人が見やすい場所へ設置したい」など、グループごとに準備したイメージ図などをスクリーンに映しながら、自分たちのアイデアを提案しました。
「伊那の名物をPRするローメンすべり台を設置して、駅の近くにローメンが食べられるお店があるといい」と、ユニークな発想もあれば、「災害時に、シートをかければテントになるブランコを設置したい。トイレやかまどになるベンチも設置しよう」といった能登半島地震を踏まえた意見も出されました。
市長は提案を聞いて、「時計やベンチを多くの人が望んでいることは、私たちには気づかない視点。子どもたちの調査の中で大変勉強になった」と評価し、「これからの時代を担っていく子どもたちの意見を尊重しながら、市民の皆さんに愛される駅前広場を整備したい」と語りました。
今後の整備にあたっては、市民の皆さんの意見も参考に検討していきます。

問合せ:都市整備課 伊那北駅周辺整備係

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