文字サイズ
自治体の皆さまへ

文化施設だより-お知らせ 信州高遠美術館

38/64

長野県伊那市

■展覧会情報
▽-「気韻生動」の画人-池上秀畝生誕150年展
会期:5月19日(日)まで
内容:晩年に至るまで純粋に画道を求め、伝統に立脚した写実に基づく花鳥画を追求した高遠出身の日本画家・池上秀畝の作品を、周辺作家の作品とあわせて一堂に展示しています。

▽「美術交流展2024 in 高遠」
会期:5月26日(日)~6月9日(日)
会場:第一展示室
内容:上伊那地域の自然や文化を愛する地元作家と地域にゆかりのある作家による交流展です。

▽「江崎孝坪(えざきこうへい)生誕120年展」
会期:5月26日(日)~8月18日(日)
会場:第二展示室
内容:歴史人物画を得意とし、中央画壇で活躍した高遠出身の日本画家・江崎孝坪の作品を、新たに館収蔵品となった第5回新文展出品作「基地」を中心に展示します。

■アートスクール《要予約》
▽「ポーセラーツ講座~オリジナルマグカップを作ろう~」
日時:6月1日(土)午前10時~正午
講師:松澤美保さん
会場:美術館内喫茶パレット
受講料:1,000円
材料費:950円
焼成代:300円
持ち物:はさみ、カッター

▽「日本画入門講座」
日時:6月16日(日)午前9時~午後3時
講師:村田裕生さん、高崎昇平さん
会場:美術館ホール
受講料:4,000円
持ち物:昼食、飲み物、エプロン、雑巾、使い慣れた筆がありましたらお持ちください。
定員:20人

■今月の一押し!
「竹林群雀(ちくりんぐんじゃく)」
制作年:1930年
技法・素材:絹本着色
池上秀畝(1874年-1944年)

スズメは全長15cm程の小さな鳥ですが、画面を所狭しと飛び回る様はまさに圧巻の一言です。本作は秀畝が50代半ば頃に制作されました。竹林とスズメという身近な画題ですが、秀畝の自然に対する鋭い観察眼と、熟達した画技が光る作品です。
秀畝の修業時代、師の荒木寛畝は、模写の指導と平行して「写生」を義務づけていました。「生きた鳥を写生するにしても、死んだ鳥で充分に鳥の羽根を頭に入れて置かないと、活動している鳥は描けない。木や草でもその生態を知って置くことが大切だ。」と言われ、修業時代は1週間に1度か2度は帝室博物館(現東京国立博物館)や上野動物園などに写生に出かけさせられていたそうです。20代になると寛畝の助言もあり、動物画を精力的に描くようになります。野生動物の生態観察にも力を入れ、自然の中の動物のさまざまな角度からの写生を通じて、自然に立脚した動物画を会得していきました。
本作は、伊那市創造館で開催中の池上秀畝生誕150年記念展にて、5月27日まで展示中です。

■5月休館日
7日(火)、14日(火)、20日(月)~25日(土)、28日(火)

*****************************
問合せ:信州高遠美術館 〒396-0213 伊那市高遠町東高遠400
【電話】0265-94-3666【FAX】0265-94-3936【E-mail】t-bjk@inacity.jp
開館時間:午前9時~午後5時(最終受付は午後4時30分まで)
入館料:大人500円(400円)
※( )内は団体および割引料金
※高校生および18歳未満の方、障害者手帳などをお持ちの方とその付き添いの方1人は無料です。

<この記事についてアンケートにご協力ください。>

〒107-0052 東京都港区赤坂2丁目9番11号 オリックス赤坂2丁目ビル

市区町村の広報紙をネットやスマホで マイ広報紙

MENU