議会だより-3月伊那市議会定例会 一般質問から(3)

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■二瓶裕史(にへいひろし)
▽「伊那市まち記者」について
問：二瓶裕史議員…「まち記者」の皆様には、どのように活躍していただく予定か。
答：市長…個人情報の取扱いなどのガイドラインを定めた上で、まち記者から集めた情報をオープンデータとして扱い、公式サイトなどへ掲載することも考えられる。今後も活躍できる仕組みを考えたい。

▽学校における法的相談について
問：二瓶裕史議員…
(1)令和6年度当初予算に「支援体制づくり」とあるが、具体的には。
(2)これによってどのような効果があるのか。
答：教育長…
(1)弁護士、医師、臨床心理士、スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカ―などの専門家による組織をつくり、学校の相談に「個」またはチームで対応する。
(2)子どもたちの気持ちに寄り添う、内に開かれた学校、教育行政でありたい。

▽保育園の主食提供について
問：二瓶裕史議員…3歳児以降も主食を提供する完全給食にできないか。
答：市長…完全給食で温かいご飯の提供は望ましいことだが、多額の予算などが必要であり、現状では難しい。

■唐澤千明(からさわちあき)
▽能登半島地震から学ぶことについて
問：唐澤千明議員…
(1)避難所生活で心配するのは、飲料水、トイレ、寝床である。仮設トイレが届くのに4日以上かかる中、防災トイレ(簡易トイレ)を設置し、提供することについて考えを。
(2)南海トラフ地震の発生確率は、今後30年以内に70〜80%で、震度6強を予想している。大地震への備えについて考えを。
答：
市長…(2)近い将来、大地震が予想される中、普段からの備えが必要。家具の固定、落下防止、非常時持出品や数日間生活できる備蓄品を準備する自助の重要性について啓発していく。
危機管理監…(1)既存の便器で使える携帯トイレや、便器もセットされている簡易トイレを配備している。

▽スポーツを通してまちの賑わいを目指すことについて
問：唐澤千明議員…駅伝やソフトボール、マウンテンバイクのような屋外スポーツに対して、伊那市は会場に恵まれている。大学や企業など合宿誘致に向け考えを。
答：市長…伊那市は、屋外施設のみならず、体育館なども充実しており、気候や地形の特性からもトレーニング環境として良い評価をいただいている。市内への経済的効果の観点からも、合宿誘致には引き続き積極的に取り組んで行く。

■吉田浩之(よしだひろゆき)
▽人口減少への対応について
問：吉田浩之議員…人口減少対策としてどのような取組みを行っているか。
答：市長…郷土愛を醸成し、地域を作っていく人材を育成するとともに、地域ブランド推進に着手し、伊那市にしかない魅力を作り差別化を図っていく。

問：吉田浩之議員…20代の若者に戻って来てもらうための対策として、どう取り組もうとしているか。
答：市長…キャリア形成などのためのローカル人材育成セミナーの開催や、キャリア教育などを通じて地域の魅力を伝えている。

問：吉田浩之議員…出会いサポートセンターにおける結婚相談事業の今後の取組みと目標は。
答：市長…新たに集落支援員を配置し相談支援体制の充実を図るとともに、移住先と結婚をサポートする「移住婚」にも取り組む。

問：吉田浩之議員…伊那市に住みたくなる特徴的な魅力はどのようなものか。
答：市長…自然や生活環境、教育環境の素晴らしさがある。

問：吉田浩之議員…人口減少が進んでくると、様々な分野で縮小しなければならないが、その対策は。
答：市長…人口減少を見込んだ財政の将来推計を行うとともに、情勢を見極めた早めの対応に心がける。事業の見直しや施設の統廃合は喫緊の課題であり、取り組んでいく。