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INA輝き人ファイル No.51 藤野仁喜さん(18)

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長野県伊那市

ふじの・じんぎ(西町出身)
日本航空高校(山梨)に進学。高校3年時に男子バスケットボール部でゲームキャプテンを務め、チームを令和5年度全国高等学校総合体育大会(インターハイ2023)優勝、第76回全国高等学校バスケットボール選手権大会(ウインターカップ2023)ベスト8に導く。

■夢に向かって歩みを止めない
「あのときを経験したからこそ、高校では1試合1試合を大事にし、1つ1つの練習ができる喜びを感じることができた」。
伊那中学校3年生の時に、新型コロナウイルスの影響により部活動ができなくなり、3年間の集大成と位置付けていた「中学校総合体育大会夏季大会」も中止に。当時バスケットボール部の主将を務めていた藤野さんは、上伊那中体連が中学生たちの気持ちに応えるため実施した「上伊那中学校体育大会」に臨んだ際、悔しさや将来の夢などを市報のインタビューに答えていました。
中学を卒業し、より高いレベルの環境に身を置くため、県外の高校へ進学しました。しかし、そこでも試練が訪れました。高校3年時、インターハイを3か月後に控えた頃、監督が変わったことでチームに動揺が走ったといいます。「危機感を感じる中、より一層選手間でコミュニケーションを取るようになり、良いところも悪いところも言い合えるチームになった。それが優勝の要因にもなった」と振り返ります。
高校3年間は「仲間との練習のできない歯痒かったコロナの期間を経たことで、毎日の練習や、1試合1試合を大事にすることを意識して過ごすことができた。また、バスケはチームスポーツなので、自分一人では何もできないし、インターハイで優勝できたのも、チームメイトの支えだったり、試合に出てない仲間からの声やアドバイスなど、周りのみんなに支えられてここまで来られたなという思いが強い」と藤野さんは話します。
そして、Bリーガーという夢を本気で追いかけた藤野さんは、今、「モデルや俳優などの芸能活動をしたい」という新たな夢を見つけました。「インターハイで優勝し、メディアに取り上げられる中で、多くの声援が自分を奮い立たせた。『試合を見てすごく元気をもらえた』という言葉がすごく嬉しく、もっとたくさんの人に元気や夢を与えられる存在になれたらと思うようになった。狭き門だとは思うが、最初から諦めていたら終わり。自分を信じて頑張りたい」と力強く話しました。
「人生は何が起こるかわからない。夢をあきらめず突き進みたい」と話す藤野さんの目には希望が満ち溢れていました。

▽市報いな令和2年9月号でのインタビュー

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