公民館報いな-分館紹介[西箕輪公民館]

49／66

■中条分館
西箕輪南東に位置する中条分館では、例年次のような行事が行われています。

▽交流行事
バスを使って県内外へ出かけたり、地区内で飯盒炊爨(はんごうすいさん)などを行ったりと区民の交流を深める場となっています。

▽夏祭り
夏祭りには公民館役員による出店が開かれ、帰省した区民も含めて多くの人のふれあいの場となっています。出店のうちの一つは、中学生の手で運営されることが伝統となっており、このブースはひときわ賑わっています。

▽区民祭・敬老会
区を支えて来られた先輩方の長寿を祝う敬老会と、中条区各組ごと練習を積み趣向を凝(こ)らした出し物をともに楽しむ区民祭が開催されます。全区民が一堂に会し、楽しく憩いのひとときを過ごす区と共催の行事です。

しかし、ここ数年はコロナ禍のために、これら行事は中止となっていました。「令和5年度は、止まっていた活動を動かす原動力になりたい」と、公民館役員一同知恵を出し合い、交流行事と夏祭りは、感染対策など安全環境を整えたり、例年までと内容を変えたりして実施することができました。
例年8月15日に行っている夏祭りは、お盆の里帰りで地区外からも大勢が集まり、感染リスクの高まりが懸念されました。しかし「ここ数年停滞していた中条の夏祭りの雰囲気を、何よりも子どもたちに感じてほしい」と、日にちや内容にこだわらず、夏休みに合わせ、7月29日に、子どもを対象とした夏祭りを開催しました。
当日、地区内の多くの子どもとその家族の参加があり、射的・輪投げなどをして、コロナ禍以前のように、久しぶりの夏祭りが実施でき、子どもたちが楽しむ様子を見ることができました。
心配は絶えないのですが、子どもを中心として考えるという方向は、公民館活動再開に向けた大きなエネルギーとなることを強く感じた年でした。

中条分館長　白鳥由彦(しらとりよしひこ)