■展覧会情報
▽美術交流展2024 in 高遠
会期:5月26日(日)~6月9日(日)
会場:第一展示室
内容:上伊那地域の自然や文化を愛する地元作家と地域にゆかりのある作家による交流展です。
入館料:会期中 入館料無料
▽江崎孝坪(えざきこうへい)生誕120年展
会期:5月26日(日)~8月18日(日)
会場:第二展示室
内容:歴史人物画を得意とし、中央画壇で活躍した高遠出身の日本画家・江崎孝坪の作品を、新たに館収蔵品となった第5回新文展出品作「基地」を中心に展示します。
入館料:5月26日(日)~6月9日(日)入館料無料
▽山岸主計(やまぎしかずえ)没後40年展
会期:6月16日(日)~8月18日(日)
会場:第一展示室
内容:伊那市に生まれた山岸主計は、15歳で上京、木版彫刻を学びました。国際的に活躍した主計の作品と当館収蔵作家のいろいろな技法の版画作品を展示します。
■アートスクール《要予約》
▽デッサン講座
日時:7月13日(土)正午から午後4時30分
講師:伊藤久志さん
会場:美術館ロビー
受講料:1,000円
材料費:500円(紙代)
※必要な方は予約の際にお申込みください。
持ち物:鉛筆(HB~4B)、木炭、消しゴムまたはねり消し(ねり消しは当日先生から購入可能)お持ちの方はイーゼルとカルトン(画板)をご持参ください。
■今月の一押し!
「基地(きち)」
制作年:1942年
技法・素材:紙本着色
江崎孝坪(えざきこうへい)(1904年-1963年)
飛行隊の基地の様子が描かれた作品です。画面手前の若い飛行兵4人は、飛行機の機体を整備しているところを見ているのでしょうか、その目線は上部の画面外に向けられています。
江崎孝坪は、歴史を題材にした「歴史画」を得意とした高遠出身の日本画家です。1937年の日中戦争勃発とともに多くの画家が戦地に渡る中、孝坪もまた1939年に自ら志願して従軍画家として中国へ渡っています。孝坪は他の歴史画家と比べ、早い時期から当時の軍服を着た軍人や兵士たちを描いており、本作も戦争という時局を反映した作品のひとつと言えます。第5回新文展に出品した作品とあって、作品サイズは縦横各2m超えの大作です。鑑賞者に想像を促し、作品に物語性を持たせる画面作りは、戦争を題材とした作品の中にも孝坪の歴史画に対する精神を感じさせます。
本作は、「江崎孝坪生誕120年展」にて、8月18日まで展示中です。
■6月休館日
4日(火)、10日(月)~15日(土)、18日(火)、25日(火)
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問合せ:信州高遠美術館 〒396-0213 伊那市町東高遠400
【電話】0265-94-3666【FAX】0265-94-3936【E-mail】t-bjk@inacity.jp
開館時間:午前9時~午後5時(最終受付は午後4時30分まで)
入館料:大人500円(400円)
※( )内は団体および割引料金
※高校生および18歳未満の方、障害者手帳などをお持ちの方とその付き添いの方1人は無料です。
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