■西部伊那土地改良区第九工区維持管理組合について
農業委員 唐木博文
一、経緯
伊那市西部、中央アルプス将棋頭山付近を水源とする小黒川。清らかで豊富な水量と河川勾配を利用し、中央自動車道から東側の旧一五三号線までの間(小出二区山本・小出一区・小出島区上島にかけての地域)に広がる農地があります。
この地に、約五十年にわたり「西部伊那土地改良区第九工区維持管理組合」が、農業及び生活用水を安定供給する役割を担い、組合員の理解と協力のもと、組合を発展させ、水路や施設の整備と維持管理が図られてきました。
令和2年4月1日に、外部環境の変化と組織の永続的運営を考慮して、「任意団体」から「一般社団法人」に改組しました。
二、主な維持管理活動
・幹線水路脇の「草刈り事業」「土砂除去・整備事業」(年5回) 施設の点検整備(年2回)
・業者委託による「水路・改修工事の立ち合い・検査」(年1回)
・ファームポンド周りの草刈り・排泥作業(年3回)
・除草剤散布作業・事務所周り他(年2回)
・役員総会・社員総会(各1回)
・「各委員会会議」(適時) 「理事・監事・総務委員合同会議」(3カ月に1回)
三、現状
農地面積:1,155,805平方メートル
社員の構成:188名
▽内訳
・小出一区…81名
・山本…80名
・上島…15名
・伊那…12名
四、課題
・農業従事者の高齢化や農業を取り巻く環境の変化により、離農者が増加しています。
・総収入に占める経常賦課金や補助金の割合が高く、新たな事業創生が急務です。
・「県単」「市単」による事業を確保し、計画的で無理のない水路改修工事の実施が求められています。
■令和6年度伊那市農業委員会の活動計画
第25期(一期3年間)の活動も最終年度となりました。
▽会議
4月26日 月例総会・定期総会
5月30日 月例総会
6月28日 月例総会
7月31日 月例総会
8月29日 月例総会
9月27日 月例総会
10月30日 月例総会
11月28日 月例総会
12月26日 月例総会
1月30日 月例総会
2月27日 月例総会
3月27日 月例総会・閉会総会
月例総会前に地区会・農地利用最適化会議を実施します。
▽その他
7〜2月
・農地パトロールから遊休
・農地解消活動
9〜10月 農業新聞加入促進活動
12〜1月 農業者年金加入促進活動
12月 農地等相談会
6・9・12・3月
・農業委員会だより
・いーなチャンネル
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問い合わせ先:
お近くの農業委員
または農業委員会事務局まで
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発行:伊那市農業委員会
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