今年から、南アルプスの麓、長谷の仙流荘(せんりゅうそう)周辺が「戸台パーク」としてリニューアルし、北沢峠へ向かう南アルプス林道バスの路線名が「南アルプスクイーンライン」に変わりました。
長谷公民館では昨年度「南アルプスジオパークの魅力再発見」と題した講座で、その林道バスを利用して北沢峠まで行ってきました。小雨模様の中、車窓から見える南アルプスの特徴的な地形や地質、植物などについて学び、道中、高山植物に乱舞するアサギマダラの群れにも遭遇できました。
また、夏休み中に行う「はせっ子サマースクール」の一環として、長谷小の児童34名が南アルプス林道沿いの外来植物を除去する活動に参加しました。林道を2時間程歩いて南アルプスを体感しながら、自然を大切にする心をはぐくむことができました。
南アルプスは「南アルプス開拓の父」と称される竹澤長衛の遺徳を偲び、山の安全を願う「長衛祭」の開催と共に本格的な夏山シーズンに入ります。
南アルプスの雄大な景観を眺めながら、広大な大自然を学びの場としても活用していきたいと思っています。
長衛翁の口癖だった「山はでえじにしにゃーいけねえ」の言葉を忘れることなく。
長谷公民館長 北原秀志(きたはらひでし)
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