50年の森林(もり)物語

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■クマを寄せ付けないために
自然豊かな伊那市には、野生鳥獣が数多く生息しています。特にクマによる人身被害は近年大きな問題になっています。人身被害を防止するために、クマを集落へ寄せ付けない環境を地域で協力して作りましょう。

●誘引物の除去
収穫せずに放置した農作物や放棄された生ゴミは、クマなどの野生動物の餌になり集落へ下りてくる原因になります。放棄作物や生ゴミは適切に管理・処分しましょう。

●藪の刈払い
森林境や耕作放棄地、民家、通学路に隣接する藪が生い茂っていると、クマの隠れ場所となり農業被害や人身被害の原因となります。草刈りを行いクマの隠れ場所を減らしましょう。

●防護柵・電気柵の設置
森林境や耕作地に、防護柵・電気柵を設置してクマの侵入を防止しましょう。市では、柵の設置に対して「有害鳥獣被害防除対策事業補助金」という支援制度があります。

▽有害鳥獣被害防除対策事業補助金
対象：2戸以上の農林業者または農業者団体が設置する被害防除資材の購入経費
補助率：2分の1以内(上限75万円)

お問い合わせ先：農政課　農業経営係

●クマに遭遇しないポイント
○薄暗い時間帯の行動は避ける
クマは餌を求めて歩き回りますが、特に薄暗い時間帯に出没する可能性が高くなります。森林付近では、夕暮れや早朝の時間帯に外出することはできる限り避けてください。

○音の出る物を持ち歩く
クマは聴覚が人間よりも優れています。鈴やラジオなどを携帯して、クマに自分の存在を知らせましょう。

問合せ：50年の森林推進課